ハーレクイン・シリーズ
上院議員の娘レキシーは、常に父親に人生を決められてきた。今回の、ブロディ家の長男ランスとの政略結婚もそうだ。ランスとの間に愛はなく、それでも縁談を拒む権限はレキシーにない。そこへひとつ困った問題が生じた。あろうことか、レキシーはランスではなく、その弟のミッチに恋をしたのだ。そしてある夜、思いがけずミッチにキスをされ、花婿に捧げるべき純潔を彼に捧げてしまう。私たちは互いに想い合っている……そう確信したレキシーは、父をなんとか説得し、ミッチと結婚させてもらおうと心に決めた。だが翌朝、ミッチの口から出てきたのは意外な言葉だった。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2010年10月05日
-
- 著者
- ミシェル・セルマー
-
- 訳者
- 高橋たまこ
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-51406-6
-
- 書籍番号
- D-1406
-
- ミニシリーズ
- 華麗なる紳士たち:悩める富豪
-
モニター
ワシントンの一夜がレキシーにとって最高のものであり、最愛の人とのスタートであったはずなのに。兄を大切に思うあまり、愛する人を傷つけた事も分からず、自分もまたレキシーの言葉に傷つくミッチ。愛しあってるのに二人の気持ちのすれ違いに、切なくなりました。どうして素直になれないんだろう。意地を張るレキシーにハラハラ、ドキドキ。愛し合う二人にもドキドキの物語です。
-
モニター
レキシーとミッチはお互いを想い合っているのにもかかわらず、それぞれの立場や親との確執から相手の事を信じられず、自分の想いに素直になれません。運命に導かれるまま、二人は自然とお互いを認め合うようになってきましたが、親から愛されなかったトラウマが二人の気持ちにブレーキをかけます。チャーミングなレキシーと魅力的なミッチの恋物語に最後まで一気に読んでしまいました。
-
モニター
純真だからこそ傷ついてつい嘘を言ってしまうレキシー、その嘘を真に受けてすれ違ってしまうミッチ。近づいてはまた離れてしまう2人と一緒に一喜一憂できる1冊です。レキシーの料理シーンなどくすっと笑えるところもあれば、2人のセクシーなシーンも随所に散りばめられ読みごたえがあります。シリーズものですが1冊でも楽しめるのでぜひ手にとってみてください。
-
モニター
婚約者の弟に恋をしたヒロインが純潔をささげ思いを遂げたと思ったのに、二人の気持ちは誤解やすれ違いでなかなか素直になれない。読んでいる私がじれったくて一気に読んでしまいました。お互いの心の描写がわかりやすい上に、シリーズ物なのに途中からでも前作からの登場人物や背景もわかります。最後の思いを伝えあう場面は涙涙ですよ!
-
モニター
ワシントンへの出張中に一夜を共にしてしまったミッチとレキシー。翌朝、互いに弄ばれたと思い込んで冷たく傷つけ合って別れたものの、やがて再会することに。本当は愛し合っているのに素直に想いを伝えられない二人にじれじれしながら読みました。ディザイアらしくホットな場面が多いのもドキドキでした。
デトロイトに生まれる。子供のころから書くことが大好きだったが、高校卒業後は美容学校に進学。十九歳で結婚し、三人の子供の母となったのち、本格的に文を書くことを学び始めた。ジェニファー・クルージーの小説を読んでロマンス小説を書こうと決心したという。