ハーレクイン・シリーズ
メガンが自宅のアトリエに引きこもるようになって、もう三カ月になる。流産の傷はとうに癒えたが、心の傷は治るどころかますます深くなるばかりだ。これまで優しく見守ってくれていた夫のジェイムズも、いよいよ焦りを感じ始めているらしい。ある朝、ジェイムズはメガンに意外な提案をしてきた。「きみを二度目のハネムーンに連れていく」一瞬心を躍らせたメガンだったが、はっと思いとどまった。夫は何かをたくらんでいるのかもしれない。だって、ジェイムズは私のことなど愛していないのだから……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年09月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 水間朋
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12536-1
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- 書籍番号
- R-2536
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モニター
ヒロインが流産してしまった直後に、実は夫から愛されていない、子供がほしくて計画的に妊娠させられ、結婚させられたことが夫の親友の立ち話から発覚します。ショックを受けたおとなしい性格のヒロイン、夫と別れようと思いますがなかなかできず・・。とてもホットなお話でした。もう一度ハネムーン気分をを味わうために出かけたホテルでの移動用バギーからの2人の逢瀬では、ほんとにこんなことできるの?と感心しちゃいました(笑)最後まで楽しく読めました。
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モニター
とても優しいヒロインです。ひどく傷ついてるヒロインが、夫に嘘をつかれていたことを知って、また傷つきます。友達の助けもあって、最後に二人がわかりあえた時、涙が出ました。
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モニター
いきなり流産から始まり、病室で結婚に関する衝撃の事実を知り・・・主人公メガンの辛さに構わずグイグイ押しの強い感じの旦那に少し呆れたが、男と女の考え方の違いがよく出ているなと思った。後半にこれは敵!?と思わせるような登場人物が何人か出てきたが、ラストは納得の終わり方。
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モニター
初めから涙涙で、ヒーローはとても優しく、情熱的。なのに、一番欲しい筈の愛が無くて、ヒロインの心はどんどん内に篭ってしまう。そんな中での2度目のハネムーンで2人の中に何かが生まれそうなのに、お互いの中にある不安がまた2人を遠ざけてしまい。。2人がどうなってしまうのか最後まで本当に目が離せませんでした。関連作があるそうなので、読んでみたいと思います。
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モニター
全く非の無いヒロインを傷つけているだけじゃなく、ある事実が発覚した時に「傷つけられたのは自分」といって憚らないヒーローに唖然としました。ラストもヒロインはあっさり相手を許してしまい、本当にヒーローは反省しているのでしょうか。前2作も気になるので探して読んでみたいと思います。
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モニター
子どもを亡くした衝撃が去らないうちに、メガンに次の悲劇が襲い掛かります。もう最初から最後の最後まで目が離せない展開で、ハラハラドキドキでした。ハネムーンからメガンを締め出したジェイムズがメガンへの愛に気付き、親友との電話でメガンへの想いを告白するシーンがとても心に残っています。
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして三人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編の物語を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。