ハーレクイン・シリーズ
親族の経営するファッション関連会社で秘書として働くレオーナは、★最高経営責任者/CEO代理で、一族のシンボルとあがめられるボイドに、幼いころからあこがれていた。だが、一族の末席に連なるだけの彼女には手がとどかない。しかもボイドには父親の選んだ花嫁候補がいた。ある日、彼の家で開かれたパーティで、二人は顔を合わせたが、大事件が持ちあがる。彼女の弟がボイドの義母のイヤリングを盗んだのだ。弟の罪をかぶろうとするレオーナに、ボイドは持ちかけた。「弟を警察に突きだすつもりはない。きみがぼくと結婚するなら」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年09月20日
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- 著者
- マーガレット・ウェイ
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22122-3
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- 書籍番号
- I-2122
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モニター
とにかく、ヒロインのレオーナってかわいい!と思いました。そして、彼女の幼なじみで有能なボイドはレオーナのことを良く理解していて、彼女を余裕で包み込みます。意地を張って強がるレオーナを優しく諭したり、時には突き放したり。女性なら誰でも、こんな男性が身近にいることに憧れますね。父親との確執に我を忘れることなく、板挟みになるレオーナの身を案じるボイドが本当にカッコイイです。
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モニター
様々な人物の思惑が入り乱れた、とても重厚なドラマチックなストーリーでした。読みごたえがあります。主人公二人も、純愛なのに、それがストレートに表せない状況におかれていてもどかしかったです。衝撃のラストは、冷淡なエゴイストのとった行動に、ゾッとしました。入り乱れる思惑と純愛の感じが、大奥とか、韓国ドラマのような味わいのある作品でした。
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モニター
幼い頃からボイドに憧れていたレオーナは、義理の弟が起こした事件を機にボイドから結婚を申し込まれます。ボイドには既に父親の決めた結婚相手がいましたが、その事件をレオーナへの想いを貫く為の切っ掛けにと考えての事でした。しかし、ボイドの父親はある事情で二人の結婚に反対し、二人を引き離そうとします。始まりは強引な展開でしたが、二人が障害を乗り越え結ばれていく様子は、読んでいてワクワクしました。最後に意外なアクシデントがありショックを受けたレオーナを、ボイドが優しく包み込むように労る姿は、胸がキュッとなりました。
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モニター
自分をしっかり持って血の繋がらない弟を守ろうとするヒロインが素敵でした。でも結局そのダメ弟が原因でヒーローと結婚することになってしまいます。実は昔から相思相愛だった二人。その二人の前に立ちはだかるヒーロー父。ただ過去が明らかになってもヒーロー父が、なぜあそこまで二人の結婚に反対するのかよくわかりませんでした。ちょっとヒロインの頑なさが気になりましたが、幸せになってほしいです。ヒロイン弟のお話も読みたくなりました。
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モニター
幼い頃からヒーロー・ボイドに憧れていた、ヒロイン・レオーナは、弟の罪を見逃してもらう事を条件に、ヒーローから結婚を迫られる。ヒロインの外見だけではなく、内面の良さと、ヒーローの『企業帝国の王子様』ぶりがあいまって、ドキドキ・ワクワクしながら読み進められました。激しく燃え上がるラブストーリーというよりも、穏やかでキュンとする物語に、読後感も爽やかでした。
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モニター
読み終わって最後のページを閉じてもなお、衝撃が去りませんでした。それぐらい事故のシーンは、ルパートの捻じ曲がった想いは強烈でした。タイトルにもなっているブランチャードのダイヤが、最後の結婚式のシーンでは呪いのダイヤのように感じたのは私だけでしょうか。始めからレオーナに甘々なボイドだったので、意地悪女が出てもハラハラドキドキすることもなく、おのろけを永遠と聞かされているような話だと油断していました。
書くことが大好き。息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書きはじめ、今では執筆しているときが彼女のいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけること。また、シャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベーン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。