ハーレクイン・シリーズ
愛しすぎた罪
オルシーニ家のウエディング Ⅱ
かつて身も心も捧げた私からまたすべてを奪おうというのね。
ガブリエラはニューヨークでモデルとして成功していたが、父親の病気をきっかけに、故国ブラジルに戻った。だが父は亡くなり、ついで兄も世を去り、残されたのはギャンブル狂だった父の借金の担保になっている牧場だけだった。ついにその牧場も差し押さえられることになり、競売の場で法外な値段を口にした男性を見てガブリエラは目を疑った。ダンテ――約一年前、彼に夢中になり、めくるめく数カ月を過ごした。けれど、体の変調に気づいたことを話そうとした夜、一財産になりそうな高価な宝石とともに別れの言葉を告げられたのだ。不動産としてはまったく価値のないこんな牧場をなぜ?ずっと秘密にしてきたことに思いをはせながら彼女は呆然とした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年09月05日
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- 著者
- サンドラ・マートン
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12532-3
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- 書籍番号
- R-2532
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- ミニシリーズ
- オルシーニ家のウエディング
アメリカの作家。少女のころから書くことが大好きで、早くからラブストーリーを書いていた。ロマンス作家としてのデビューは一九八六年。その後次々と作品を発表している。