ハーレクイン・シリーズ
お芝居はいや
ファラの父親は病気の妻のために会社の金を使いこんでしまった。ファラは父の罪を許してもらおうと、社長のジョエルに頼みに行く。「父が刑務所に行かずにすむのなら、わたし、何でもしますから」何事かを考えこんでいたジョエルがつぶやく。「もしかしたら……君が、私のごたごたを解決してくれるかもしれない」ジョエルは女優ラウラとの関係を解消したがっていた。それで、他の女にのりかえたことにして、ラウラに諦めさせようというのだ。「父親を告訴しない代償に、君はわたしの最もお気に入りの恋人になること」ファラは仰天した。
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- 頁数
- 168頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年09月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 谷みき
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73852-3
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- 書籍番号
- C-852 (初版I-34)
読者レビュー
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キャロル・モーティマー ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。一九七八年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に百冊を超える。十四歳のころからロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーの作品に感銘を受けて作家になることを決意した。物語を書くときに一番楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権がヒロインとヒーローに移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。現在キャロルは“イギリスで最も美しい場所”マン島に、夫と子供たちと住む。