ハーレクイン・シリーズ
一年前メグは〈フィールドマンズ〉の社長の息子で婚約者だったアランに突然解雇された。それも、新しい恋人にメグの仕事を任せメグを追い払うというひどいやり口で。その〈フィールドマンズ〉が今、倒産寸前の危機にあるという。会社を買い取ったフランス人実業家エティエンヌは再建のため力を貸してほしいと、メグを訪ねてきた。彼は名門の出身で、セクシーな凄腕ビジネスマンとして名高い。あんな屈辱はもう二度と味わいたくない!メグは迷ったすえ依頼を受け、ある交換条件をつけた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年08月20日
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- 著者
- マーナ・マッケンジー
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- 訳者
- 麻生りえ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22115-5
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- 書籍番号
- I-2115
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モニター
自分に自信の持てなかったメグが、フランス人イケメン経営者エティエンヌによって磨かれていく様にワクワクしました。仕事をこよなく愛す二人が出逢って、一緒に仕事をこなしていくうちに惹きあってしまうのは目に見えるようです。オフィスの禁断の愛がどうなって行くのか、最後までとても気になりました。
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モニター
あらすじから”サクセスストーリー”というイメージをもって読み始めましたが、違っていました。婚約破棄と解雇を味わったヒロイン。でもその人物像は、読み進むとどんどん深みを増し、それは悲しい過去を胸に秘めているヒーローも同じでした。お互いを思う気持ちと過去にしばられるふたり。幸せがすぐそこにあるのに・・・と思わずにいられません。主人公二人を取り巻く人々も、魅力的。人の純粋な思いに触れられる一冊でした。
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モニター
読んでいて「ドキドキする」というより、すごく「ワクワクする」しました。仕事では有能なヒロインをヒーローが仕事でも女性としても自信を持たせて開花させる手助けをしてゆく過程がロマンチックで、しかも彼がどんな時も理解と賞賛を忘れず、絶対的な味方でいてくれるところが素敵で、読んでいてとてもハッピーな気分になるお話でした。お気に入りの一冊になりました。
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モニター
ギリシア、スペイン、イタリアのヒーローはテンプレともいえる特徴がありますが、そういえばフランス人ヒーローの本は見かけないなぁと期待しつつ読みました。が、特にフランス人だからというテンプレはありませんでした。頑張り屋のヒロインと二度と結婚しないと決めているヒーローのロマンスです。ヒロインの過去に関わる人物が現れても立ち直った分揺らがなかったヒロインは立派。でもその分、盛り上がりに欠けたかな。
高校時代からの恋人だった夫と、二人の息子たちとともにシカゴ郊外に住む。作家になる前は教師をしていた。これまでに三十作以上の作品を書き、受賞経験もある。ごく普通の人たちが、心に描いている夢を実現させていく物語を書くのが大好きだと語る。