ハーレクイン・シリーズ
氷のハートがとけたら
亡き妻を今も愛する彼の心に、わたしの入る余地はない……。
シルビーは家政婦の職に応募し、面接のためにシドニー・ハーバーのオフィスにやってきた。雇い主のマーク・ハナフォードはオーストラリア最大のエンジニアリング会社の最高経営責任者(CEO)。マスコミから“氷のハート”と呼ばれている人物だ。十数年前シルビーは母親の入院していたホスピスでマークと出会い、彼の援助で彼女の一家は苦境から抜けだせたのだった。今回の家政婦の募集広告を見つけたとき、シルビーは心に決めた。あのときのお礼を彼に直接会って伝えよう。そして、十数年越しの大事な約束を絶対に果たすのだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年08月05日
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- 著者
- メリッサ・ジェイムズ
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- 訳者
- 八坂よしみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22112-4
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- 書籍番号
- I-2112
三人の子供の母親で、毎朝夫と一緒に地元の海岸でウォーキングと水泳をするスポーツウーマン。看護師、ウエイトレス、チョコレート販売員などさまざまな職業を経て、ロマンス小説家となる。映画『ダンシング・ヒーロー』に出てきた〝恐れを抱いて生きる人間は、人生を半分しか楽しめない〟という名言を心に留め、人生を楽しんでいる。オーストラリアのニューサウスウェールズ州在住。