ハーレクイン・シリーズ
王冠の行方 Ⅴ
世紀のプロポーズ
祖母を誘拐され、王室の重要書類を盗むよう脅迫されたエミリーは、ペンウィック国王子ディランの乗るリムジンの前に飛び出した。そして事故で記憶喪失になったふりをして、宮殿内に潜入した。そこには、想像もしない世界が待っていた。寝室には王家にふさわしい天蓋つきベッドや優美な家具が並び、メイドから王妃に至るまで、人はみな親切で温かい。特に優しくされるたびに罪の意識がふくらみ、エミリーは心ひそかに、卑劣な誘拐犯に対する怒りの涙を流した。だが、命令に背けば大事な祖母を失うことになる。意を決し、書類が保管されているディランの部屋の前に立った。行動に出ようとした瞬間、彼女は背後からの声に凍りついた。「エミリー? そこで何をしているんだい?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月20日
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- 著者
- バーバラ・マコーリィ
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- 訳者
- 宮崎真紀
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- 定価
- 715円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-75374-8
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- 書籍番号
- P-374 (初版D-1013)
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- ミニシリーズ
- 世紀のプロポーズ
読者レビュー
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カリフォルニア生まれ。五人きょうだいの末っ子で、山や砂浜や砂漠で遊びながら育った。家が狭かったので一人になれる時間といえば、裏庭で本を読むときくらいだった。夢を見るのが大好きでロマンチックな彼女は、小説を書くことによって自分の夢を実現させている。