ハーレクイン・シリーズ
キャシーは六年ぶりにかつての恋人セバスチャンと再会した。しかし、今の二人はあまりにかけ離れた存在だった。キャシーは父親を殺害した罪で投獄され、今は仮釈放中の身。セバスチャンはまもなく即位を控えるアリスト王国の皇太子だ。仮釈放期間が過ぎたら、彼女は国を去る覚悟だった。セバスチャンには知られたくない秘密があるのだ。もしこの秘密が漏れたら、彼の立場が危うくなるばかりか、国中を揺るがす騒動に発展してしまう……。だが、キャシーに裏切られたと思いこんでいるセバスチャンは、復讐のため、彼女にもう一度近づこうと決意を固めていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月20日
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- 著者
- メラニー・ミルバーン
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- 訳者
- 山本みと
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12517-0
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- 書籍番号
- R-2517
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- ミニシリーズ
- ダイヤモンドの迷宮
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モニター
あらすじ読んでビックリ! ヒロインが前科者という作品は初めてでした…。きっとこれは冤罪で、ヒーローは誤解をしてて、何も知らずにヒロインを責め立てて最後は…て勝手に予想しつつ『前科一犯の原因は小さな秘密じゃないよね~』と思いながら読み進めると、小さいけどデッカイ秘密が!!…ヒーローが一般人ならともかく皇太子、どうやってこの状況にケリをつけるのかドキドキでした。シリーズ6作目ですが、既刊未読でも充分楽しめます。でもシリーズであるが故にラストがちょぴりお預け感があるので、続刊が気になるかもしれません(笑)
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モニター
久しぶりに興奮する王道のロマンス作品に出合った感じでした。過重な仕事で疲れた中でも一気にロマンスの世界に惹き込まれたほどです。ロイヤルロマンス、悲劇、誤解、疑惑、秘密…いろんな要素が絡み合って、盛り上がり興奮しました。正直、今回のモニター本は読んでいなかったシリーズものの途中の巻で、うまくなじめるか心配もありましたが、作品のできに満足しました。ぜひ、シリーズを最初から読みたいと思ったぐらいです。
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モニター
六年前にセバスチャンと密会していたキャシーは、父親に反発して軽薄な女を演じていた。セバスチャンが自分を愛してくれていないと思い、自分から別れを告げてしまう。その後キャシーは罪を犯して投獄されるが、仮釈放中にセバスチャンに再会。セバスチャンはキャシーが昔の二人の仲を暴露するのではないかを確かめる必要性と、今度は自分からキャシーに別れを告げたいという復讐心からキャシーに近づく。セバスチャンは自分が飽きるまで会うことを強要するが、キャシーには過去についた嘘とセバスチャンに知られたくない秘密があり苦悩する。秘密を暴露してしまえば楽になるし、他に男がいるのではないかとセバスチャンに疑われないのに彼の前から消えようとするキャシー。セバスチャンは犯罪者のキャシーを選ぶのか、王位の座を選ぶのか・・・最後までハラハラしてしまいます。
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モニター
最初はセバスチャンって嫌な人?と思いながら読んでいました。でも途中で、様々な誤解やすれ違いがあったからで、本当は思いやりのある優しい人でした。キャシーは一途でとても可愛らしいヒロインでした。途中、じれったいところもあり自分のことのように「もうっ」と思いましたが、それもこの作品の魅力のひとつだと思います。メラニー・ミルバーンさんの作品は初めて読みましたが、物語に引き込まれてとても楽しく読めました。
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モニター
タイトルからワクワクしました。どんな罪や罰があるのか、小さな秘密は何なのか。罪も罰も小さな秘密も想像していた以上に大きなモノで、読めば読むほどその大きさと重要さが明らかになってすごくドキドキしました。ヒロインの心の傷がとても深く、ヒーローが複雑な心を少しずつ解き明かして分かり合っていく過程にすごく感動しました。
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モニター
なんだか終始もやもやしてすっきりしないかった・・。ヒロインの苦労もヒーローのジレンマもあまり感じられず盛り上がりに欠けた気がします。ヒーローのヒロインへの気持ちが変化していく過程は良かったです。
シドニー郊外で生まれ、現在はタスマニアに住む。十七歳のときに初めてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。二度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に二人の息子がいる。