ハーレクイン・シリーズ
ヒューはシドニーのパーキンソン・メディア財閥の御曹司であり、現在は父親に代わって臨時のCEOを務めている。仕事よりも女性を愛するプレイボーイの彼にとって、有能な秘書キャスリンの存在はまさに諸刃の剣になりつつあった。これまで彼が遊びに費やしていた時間はすべてキャスリンによって仕事へと振り分けられたというのに、彼女を恨むどころか逆にどんどん惹きつけられて、近頃ではほかの女性が目に入らないほどなのだ。ある朝、あざのできた顔で泣きはらすキャスリンを見て、抑えてきたヒューの思いがいっきにあふれ出した。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 水間朋
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12515-6
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- 書籍番号
- R-2515
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モニター
財閥の御曹司とその秘書の話。お互いに惹かれ合いながらも気持ちを抑えていたのに…。あっという間に読み終わってしまいました。やっぱりハッピーエンドはいいですね!
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モニター
オフィスでの恋愛、というにはゴージャス過ぎる!と読み始めましたが、性格のまったく違う上司と部下が繰り広げる会話はとてもおもしろく、ページが進むうちに、ただのお金持ちではない上司と、厳格にならなければならなかった部下の生い立ちが浮かび上がり、せつないような、もどかしいような思いが・・。ロマンスはあまり読んだことがなく、引き込まれてしまいました。1作目も読んでみたい! と思いました。
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モニター
愛を信じない富豪のヒーローといえば傲慢で非情なのが定番ですが、このヒーローは違っていて新鮮でした。ヒロインが不幸な生い立ちの割りにお話に悲壮感が漂ってないのは、ヒーローが常にヒロインの力になろうとしているからですね。なるべく仕事をしたくないという面も、かえって手間がかかって可愛いのでは。友情にも厚く、本人が気付いてないだけで、実は愛いっぱいのヒーローだと思います。そりゃヒロインも惹かれちゃいますね。
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モニター
肉体的な感覚に対してヒーローもヒロインも正直なところが、いかにも作者らしいセクシーな作品で、暑くなってゆくこの時期にぴったりかも。ヒーローのお母さんがかなりさばけていて、現実に自分の身内がこうだといたたまれない気もしますが、アクセントになっていておもしろい人物だと思いました。最後は仕事熱心ではなかったヒーローが、やりたいことを見つけて自立できたのがよかったです(ちょっと心配だったので・笑)。
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モニター
プレイボーイ御曹司のヒューと、真面目でお堅いキャスリンの恋の行方がどうなっていくのか気になって、物語にすぐ入り込めました。自分の容姿に自信を持てないキャスリンを、ヒューはプレイボーイの技で魅了していく様が羨ましく思えてきます。私も大富豪からそんな目で見られてみたいです。
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして三人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編の物語を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。