ハーレクイン・シリーズ
求む、シンデレラ・シェフ
このレシピは特別。どうぞ召し上がれ!
ダーシーは事故に遭って歩けなくなり、長く車椅子で生活してきた。得意の料理で腕をみがき、シェフとして人々の舌を楽しませている。でも、それ以上は望まない。いくら厨房を預かる屋敷の主人から、料理を絶賛しているゲストの前に出て、挨拶するように言われても。主人のパトリックには、働く機会を与えてもらって感謝している。それでも人前で、余計な同情や好奇の目にはさらされたくない。ダーシーはかたくなに辞退したが、パトリックはそのあとも、彼女が外で腕を披露できる、さまざまな機会を与え続ける。そして、やがてそれが外国に旅立っていなくなるパトリックの、彼女の独り立ちを願う深い思いやりだと知ったとき、ダーシーは彼のことを心から愛するようになっていた。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2010年07月05日
-
- 著者
- マーナ・マッケンジー
-
- 訳者
- 結城玲子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-22106-3
-
- 書籍番号
- I-2106
高校時代からの恋人だった夫と、二人の息子たちとともにシカゴ郊外に住む。作家になる前は教師をしていた。これまでに三十作以上の作品を書き、受賞経験もある。ごく普通の人たちが、心に描いている夢を実現させていく物語を書くのが大好きだと語る。