ハーレクイン・シリーズ
キューピッドの罠
彼は愛や結婚に対して根深い猜疑心を抱いている。
挿絵画家としてロンドン郊外で暮らすヘザーの家には、母親のいない近所の少年がときどき遊びに来ていた。そんなある日、少年の父親だという人物が玄関先に現れた。華々しい成功を収めている実業家レオナルド・ウェストだ。勝手に上がりこんでいる息子を迎えに来たという。烏の羽のように真っ黒な髪と彫りの深い顔のレオナルドにはクールで荒々しい雰囲気があり、なんとも魅力的だ。ヘザーの全身に震えが走ったが、すぐに反感でかき消された。彼は敵意をむき出しにして、批判的な言葉をヘザーに投げつけてきたのだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月05日
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- 著者
- キャシー・ウィリアムズ
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12513-2
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- 書籍番号
- R-2513
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トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、二つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、一九七五年エクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。テムズ・バレーに住んでいたが、現在は中部地方在住。夫との間に三人の娘がいる。