ハーレクイン・シリーズ
憎しみのかなたに
兄の窮地を救うためとはいえ、悲しすぎる。見知らぬ男性に身を捧げるなんて。
華やかなモデルの世界で活躍するリーサの目にも、ステージを仰ぐその男性は完璧に見えた。とはいえ、彼は観客にすぎず、二度と会うことはないだろう。だがその夜、兄が設けた会食の席で、リーサは男性と再会する。彼は名をリックと言い、オーストラリア金融界の大物だった。外見こそ申し分ないが、その傲慢さに彼女は辟易した。翌日、リーサは兄から驚くべき話を聞く。兄の会社を救う代償に、リックがリーサとの結婚を求めたという。誰があんな野蛮人のところに嫁ぐものですか!はねつけようとした矢先、リックが彼女の仕事場に現れた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年07月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12509-5
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- 書籍番号
- R-2509
読者レビュー
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モニター
まさにハーレクインという話を読みたい人にピッタリの話です。ヒロインは結婚に至るまでの強引なプロセスには反発をしますが、ヒーローに引かれていく心をなかなか素直に認められない所に強く感動しました。最後にならないとヒーローの心情が分からない所がドキドキして、最後まで一気に読めました。
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モニター
今まで自分の力で自分の望む道を歩いて来た主人公に、愛する兄からの断り切れない唐突な結婚の申し出・・・。強引な婚約者の態度に抵抗し続ける主人公ですが、徐々に気持ちに変化が現れます。でもそんな自分を素直に認められず、どうしても反発してしまいます。スピードのある展開に最後まで二人がどうなるのか解らず、はらはらドキドキでした。
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モニター
ヒロインとヒーローの毒舌合戦にハラハラする前半から一転、後半は情熱的でドキドキ! 普通ではないはじまりなので「ありえない」と思いがちですが、それを読んでいて感じさせないお話です。
ニュージーランド生まれ。ロマンス小説界でもっとも権威あるRITA賞に、2度もノミネートされた実力派。ドラマティックなストーリー展開で、長きにわたってロマンスファンを魅了しつづけている。