ハーレクイン・シリーズ
胸騒ぎのクリスマス 戦士に愛を
聖夜の誓い
サー・レイフ・ブラクトンは愛馬とともに吹雪のなかをさまよっていた。やっと目にした館の門をたたいて一夜の宿を乞うが、美しいけれど氷のように冷たい女主人、レディ・キャサリン・デュモンドはかたくなに断る。なんとか頼みこみ、厩舎へ泊まることになった彼は、女主人と親しくなろうと心を決める。
谷に響くキャロル
一八七〇年のクリスマス、ウェールズの谷にキティ・モードが帰ってきた。幼いころから彼女に憧れていたガレスは、再会したその夜、寝室に忍び込んで熱い思いを打ち明けた。キティも彼のことはずっと好きだった。だからこそキスも受け入れた。しかし彼女には彼を愛することができない大きな理由があった。
十二日目の夜に
ジゼルにとって、結婚とは人生の終わりを意味していた。それなのに伯父が勝手に彼女の夫を決め、クリスマスに城へ招待すると言ってきた。彼の名はマイルズ・バクストン。家柄も見た目も申し分のない男性だ。マイルズは傲慢な自信家で、ジゼルと結婚するものとすっかり決めつけていたのだが……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年11月20日
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- 定価
- 901円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-79404-8
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- 書籍番号
- XVB-4 (初版X-14)
俳優エロール・フリンに憧れ、『スター・トレック』のミスター・スポックに恋をした少女は、やがて謎めいた魅力的な悪漢をヒーローに仕立てたロマンス小説を書くことに夢中になった。カナダのオンタリオ州スカボローに夫と二人の子供、二匹の猫と暮らしている。読書と裁縫が趣味。