ハーレクイン・シリーズ
ビッキーは双子と亡き夫の連れ子を抱え、一人で小さな宿を経営している。ある日、知人から、やり手の実業家ジェイを宿に滞在させてほしいと頼まれた。喜んで受け入れたビッキーだったが、彼をひと目見るなり早くも後悔し始めた。強く惹かれて、落ち着かないのだ。私はいったいどうしてしまったの? 初めて会った人なのに。動揺するビッキーをよそに、ジェイは一家の一員としてすぐになじみ、ついには彼女にプロポーズしてきた。戸惑いながらもジェイとの将来を描き始めたビッキーは、彼の正体を見破った親友のひと言で、いっきに地獄へと突き落とされた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年05月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12496-8
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- 書籍番号
- R-2496
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モニター
恋愛経験のないヒロインが、素直になれず、意地をはりながらも、男性に惹かれていくという大人のロマンスです。予想外の展開に、最後まで気を抜けませんでした。
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モニター
ヒロイン・ビッキーが年若くして双子と夫の連れ子の三人の母親となってしまった事情にも驚きますが、三人の子を女手ひとつで育てているというパワフルさに驚きます。彼女が宿屋の女主人として生きていたことが、全く信じられないような状況を招いていきます。そしてこの物語のもう一つの魅力はビッキーの宿に宿泊する実業家ジェイの人物描写です。奔放で大胆なジェイとビッキーの恋に大いにうなってしまいました。
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モニター
運命という定めは長い時間を経ても変わらないのだと、この本読み終わって感じました。過去の出来事に深く傷つき、それを悪い方にひきずりつつ、今の自分に出来る事を、頑張ってきた矢先に出会った二人。ヒロインは心豊かに、ヒーローは経済的に豊かに・・・自分が持てなかったものに出会い、心引かれる様子は、ハーレクインならではです。ヒロインの子供達のけなげで子供らしい様子にヒロインの頑張りを感じ、あったかい気持ちになる分、苦労が胸に痛いです。ヒーローは冷たい怪物と予想させて、実はとても優しく、強くて。ヒロインが彼の扉をあけさせたのでしょうね。ペニー・ジョーダンらしい、優しい中にも、展開があり、一気に読みたい本です。
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モニター
双子と亡き夫の連れ子の面倒をみながら、小さな宿を切り盛りするヒロインがとても健気。ようやく幸せにしてくれそうなヒーローが現れ結婚へ・・と思ったのもつかのま、かつてヒロインを絶望に陥れた過去を持つ相手で、しかもお互いがそのことに気づいていなかったのが、もどかしくハラハラしっぱなしでした。知らずに何度も強く惹かれる思いが伝わってきて素敵でした。
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モニター
こんな出会いはありえないと思ったが、展開が気になり一気に読めた。ジェイに惹かれる気持ちと戸惑い、継母としてチャールズを思いやり、双子の母として悩むビッキーの心情が女性としてとても共感できる部分であった。ジェイとビッキーの超強力な磁石のように引き合う力はハーレクインならではの展開。
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モニター
ペニー・ジョーダンは結構好きな作家ですが、今回はなんだか最後がしっくり心に響きませんでした。お得意の人間関係のねじれや涙ありの内容ではありましたが、結構最初から話のストーリーが想像できてしまったのが一因かもしれません。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。30代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。15年のあいだに100冊以上の作品を発表。発行部数は全世界で6000万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。