ハーレクイン・シリーズ
家族に暴力を振るう冷酷な継父トムが亡くなり、マギーはひそかに安堵していた。これでようやく母親と二人、穏やかな毎日を送ることができる、と。ところが顧問弁護士からとんでもない事実を聞かされ、マギーはショックで呆然となった。財産はおろか、実父と過ごした思い出の家まですべて、実業家ケイレブに奪い取られたというのだ。彼は私に復讐するつもりなの?やはり……半年前のあの出来事を忘れていなかったのだ。ほどなくして、マギーの手元に愛人契約書が届けられた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年05月20日
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- 著者
- アビー・グリーン
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- 訳者
- 加納三由季
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12494-4
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- 書籍番号
- R-2494
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モニター
継父と手を組んで、自分をだましていた女だと誤解されたままケイレブと愛人契約を結んだマギー。復讐されていると知りながら、彼の人柄にますます惹かれていく。ケイレブもまた悪女とは反する面を見せるマギーにとまどう。お互いに傷つくのが怖くて心無い言葉や態度をとる二人。もどかしさの中にも思いやりが見え隠れしている素敵な作品でした。
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モニター
これぞハーレクインっていうようなハーレクイン好きにはたまらないような物語でした。主人公マギーにはある秘密が。そこに実業家ケイレブが現れ、ハラハラどきどきの生活になっていきます。すなおでやさしいマギー、たくましくてハンサム、そして仕事ができる実業家ケイレブ。ふたりは初めて見たときから意識し始めます。でも周りの障害、お互いの誤解などから、なかなかうまくいきません。どきどきしながら読ませていただきました。
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モニター
信じて欲しいけど、伝えられない…。愛しているけど、信じられない…。そんな惹かれ合う二人の心の葛藤が、とてもせつないです。ヒーローも傲慢かと思いきや、ヒロインに一途なところが良かった! 続きが気になって一気読みでした。読み終えてとてもハッピーな気分になりました!
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モニター
小さい頃から、傷ついてきたヒロインとヒーロー。お互いに愛しながらも、傷つくのが怖くてお互いの気持ちを正直に認めることができなくすれ違ってしまい、逆に傷つけてしまう二人。素直になってお互いに、自分自身の気持ちに正直になったとき、やっと幸せが見えてきてほっとした気持ちになりました。
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モニター
相手への誤解の中、愛人契約を結ぶというドキドキな展開です。どんどんお互いに惹かれていく二人のの気持ちが丁寧に描かれていて、読み応えがありました。特にヒロイン、マギーへのケイレブの熱い気持ちが伝わってきて本当に面白かったです。
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モニター
お互い強く惹かれ合っているのに、過去が原因でヒーローがヒロインに復讐するために愛人にするというお話です。でも、ヒロインの事をヒーローは誤解していて…。とても純真なヒロインとヒロインの事を憎んでいるのに、惹かれてしまうヒーローの心の葛藤が読んでいて、とてもよく伝わりました。一気に読んでしまいました。
ロンドン生まれだが、幼少時にアイルランドに移り住む。十代のころに、祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。