ハーレクイン・シリーズ
アンディは騒々しいステレオの音に耐えかね、引っ越してきたばかりの隣家の呼び鈴を押した。現れたのは大音量のラジカセを抱えた少年と、少年によく似た男。近所のみんなが“フランケンシュタイン博士”と呼んで、なんとなく敬遠している科学者というのは、この人のことね。噂と違って男らしく魅力的な彼に、アンディの胸はざわつき……。
PRコンサルタントとして働くグローリーは、若手天才科学者カレブ・マスターズの講演旅行に同行し、彼のイメージチェンジや、マスコミ対策を担当することになった。問題は、カレブの評判が最悪だということ。“研究の鬼。ひどい癇癪持ち。かっとするとすぐ物を投げる”そんな人と、六週間もやっていけるのかしら?
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- 頁数
- 448頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年04月20日
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- 定価
- 1,257円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-81589-7
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- 書籍番号
- PB-89
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モニター
二話収録の上、ヒーローが兄弟同士なのでスピンオフのようにその後のストーリーも楽しめて、とてもお得な一冊。 ★一話目★特に大きな波があるわけではないけれど、その分二人を身近に感じられ、静かだけど熱いロマンチックな気分になれる。真っ直ぐなヒーローが素敵。 ★二話目★ヒロインのためらいでストーリーがもたつく感じはするけれど、ヒーローの力強さや変わっていく様が素敵。他のリアン・バンクス作品を読んでみたいと思う。
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モニター
こんな風に愛されたい、それ以上に誰かを愛してみたいと思わせてくれる2作品でした。傷ついたヒロインを愛し支えるヒーロー。苦悩するヒーローを愛し支えるヒロイン。お互いに本当に愛し合っていることが伝わってきて胸がジーンと熱くなりました。2作品のヒーロー達は兄弟のため、1話目に2話目のヒーローが登場します。が、まさか2作品目のヒーローとして登場するとはとても思えません! このギャップも必見です。
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モニター
「時には危険な恋のように」看護師のアンディーは世話好きで今まで苦い経験をしていて、もう二度といいように使われない!と思うのですが、隣家のイーライ父子のことが放っておけません。二人とも、そして子供も傷ついた過去があってもどかしいのですが、少しずつ頑なな心がほぐれていき…フレッチの誤解も解けて最後はホッとしました。
「二人の奇跡」天才科学者で癇癪持ち、最悪の人間との6週間にグローリーは戦々恐々。怒りっぽいけどカレブの研究への熱意やグローリーへの不器用な思いやりだとかがすごく良いです、たまりません! 作者の日本デビュー1,2作だそうで、兄と弟と関連作品ですので1冊になっていて大変読みやすいです。 -
モニター
「時には危険な恋のように」イーライとアンディの恋はおだやかな波から始まりゆっくりと進んで、大きな波になっていきます。たんたんと恋が進んでいく中、フレッチャーのちょっとしたスパイスがお話を盛り上げていきます。安心して読める本です。
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モニター
IQの高い男性とのロマンスという私にとってちょっと不思議なシチュエーションのお話に、最初は戸惑いましたが、読み進めていくうちに彼らの頭でっかちな行動がとてもキュートに思えてきました。放っておけば研究室に一人こもってしまいがちな男性が、ヒロインとの関係を結んでいく様子がユーモアを交えて描かれている作品です。
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モニター
2話収録されていますが、どちらのヒロインも仕事の出来る自立した女性です。「時には危険な恋のように」のアンディーは、お隣の子供を抱えた科学者と、「二人の奇跡」のグローリーは、仕事の関係者とのロマンスです。どちらも切なく、ホットな恋の物語です。リアン・バンクスの情熱的な世界に、読んでいてどんどん引き込まれます。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ彼女は、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家の一人。現在、夫と息子、娘とともに、生まれ故郷のバージニアで暮らしている。コミカルでセクシー、かつ読み終えたあとも印象に残るような人物が登場する作品を好むという。そんな彼女を、超人気作家ダイアナ・パーマーも「ハーレクイン・ディザイアの作家陣のうちでもっとも優れた作家の一人」だと大絶賛している。