ハーレクイン・シリーズ

シークとの千一夜
ダイヤモンドの迷宮 Ⅱ
傲慢なプリンスは彼女のすべてを奪った。愛馬も、純潔も、やさしい心までも。
砂漠の国カリスタで、エレニは夕日が沈む地平線を眺めていた。いつもは横暴な父親も、今日はひどく上機嫌だった。これから高貴な身分の客人が来て、夜を過ごすからだ。エレニが酔った父親のたわごとだろうと思っていると、美しい馬を駆って、たくましい男性が突如彼女の前に現れた。プリンス・カリクは、みすぼらしいあばら家を見まわした。ぜひとも欲しいものがなければ、こんな場所には来なかったのに。だが彼は、飲み物を差し出すエレニの目を見てひどく驚いた。カリスタの伝説にうたわれる緑の目を持つ女が実在しているとは。プレイボーイとして名高い彼の心は、いつになく揺さぶられた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年03月20日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12476-0
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- 書籍番号
- R-2476
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- ミニ
シリーズ - ダイヤモンドの迷宮
- ミニ
ウエストロンドン生まれ。写真家、看護師、オーストラリアの砂漠での救急車の運転手、改装した二階建てバスで料理をしながらのヨーロッパ巡りなど、多くの職業を経験する。それでも、作家がこれまでで最高の職業だと語る。医師の夫をモデルにすることもある小説のヒーロー作りの合間に、料理や読書、観劇、アメリカのウエストコースト・ミュージック、娘や息子との会話を楽しんでいる。