ハーレクイン・シリーズ
王冠の行方 Ⅰ
王女のスキャンダル
“尼僧”とあだ名されるほど生真面目なメガンは、ある夜、情熱にかられて敵国ドロエダの伯爵ジャン=ポールに純潔を捧げた。その後何の連絡もなかったのに、彼の子を宿していると聞いたとたん、彼はメガンにプロポーズした。結婚を政治的に利用するつもりなのだ。メガンはジャン=ポールのプロポーズを断固として拒絶した。
罪深き公爵
メレディス王女は、幼いころからプレスコット公爵に憧れていた。妹の結婚式で彼とキスを交わしたとき、その憧れがおとなの情熱的な恋に成長していたことをはっきりと感じた。メレディスは意を決して公爵に思いを伝えるが、拒絶されてしまう。公爵には、彼女の知らない深い事情があったのだった。
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- 頁数
- 448頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年08月05日
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- 定価
- 1,047円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-75367-0
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- 書籍番号
- P-367
読者レビュー
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ロマンス小説の読者を対象にした雑誌でたびたび賞を受けている。カリフォルニア州北部に住む彼女のまわりでは、現在、ロマンスが花盛りだという。二番目の男の孫が生まれて、彼女は三人のすばらしい男性――それも〝ロマンス小説のヒーローになれそうな〟すばらしい男性たちに夢中になっていることになるのだから。今のところ、夫からは、彼以外のふたりの男性について、とくに文句は出ていないそうだ。
カリフォルニア州生まれ。シリアルの箱の説明書きからミステリーに至るまで、気がつくといつもなにかを読んでいる子供だった。ごく自然ななりゆきとしてペンをとり、最初は小学校のハロウィーン祭で劇の脚本を書いた。初めて執筆した小説「妹なんて呼ばせない」(2000年9月日本刊行)は1998年のRT賞にノミネートされたが、彼女自身は、本が地元の本屋の店頭に並ぶまでは夢を見ているのだと思っていたという。現在は夫とふたりのおてんば娘とともにアリゾナ州で暮らす。愛の力に絶対の信頼を寄せていて、愛に導かれて男女が出会う奇跡を描くことほど楽しいものはないと語る。