ハーレクイン・シリーズ
君主と隠された小公子
私と赤ちゃんは日陰の存在でもいい。あなたが我が子と認めてくれれば。
ヴィクトリアがサンドロというすてきな男性と一夜をともにしたのは横暴な夫との死別後、新しい一歩を踏み出したかったからだった。前の結婚では子供ができなかったのに、妊娠するとは思わなかった。サンドロに知らせようとした彼女は仰天した。彼は王族だったのだ!宮殿からの返答は非情なものだった——“経済的な援助はするが、今後いっさい会おうとするな”赤ん坊と生活していくため、ヴィクトリアは条件をのむしかなかった。だが1年9カ月後、突然サンドロが彼女の家を訪ねてきた。「僕は妊娠も出産も知らなかった」そして母と子を国に連れ去った。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2025年03月20日
-
- 著者
- カリー・アンソニー
-
- 訳者
- 森未朝
-
- 定価
- 740円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-72445-8
-
- 書籍番号
- R-3954
オーストラリア、クイーンズランド州在住。初めてロマンス小説を読んだとき、ハッピーエンドはいくつ読んでもいいものだから、いつか必ず自分でも書いてみようと誓った。背が高くハンサムな男性と、友情から恋に発展したロマンスを経て結婚し、最初の小説を書き始めた。趣味は、ガーデニングや家族と森のなかを散歩すること。パソコンのキーボードに猫が上ってきて、執筆の邪魔をすることだけが悩みの種、と笑う。