ハーレクイン・シリーズ
ソフィアは四年前駆け落ち未遂事件を起こして以来田舎に追いやられ、軟禁生活を強いられていた。やっとロンドンに呼び戻され、監視の目を盗んで出かけた先で放蕩者として名高いワイアット卿にひと目惚れする。数日後、再びこっそり外出したソフィアは帰り道、馬車で拉致される。着いた場所はワイアット卿の屋敷。彼の妹と間違われたことがわかり、ソフィアは捜索に協力を申し出た。ところが途中、馬車が事故に遭い、二人は一週間を共に過ごす事態に陥った。醜聞を避けるため、ワイアット卿はソフィアに結婚を申し込むが……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年03月05日
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- 著者
- フランセスカ・ショー
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- 訳者
- 下山由美
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32389-7
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- 書籍番号
- HS-389
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モニター
大好きな作家さんの作品で、やはり今回も最後まで一気読みで面白かったです! ヒロインの過去が気になりながら読み進めていくうちに、正直で純粋なところにどんどん魅了されました。もちろんヒーローもまた良い所に必ず現れるのですよね。ヒロインのせつない思いからの行動とヒーローの包容力ある態度にハラハラさせられながら、ハッピーなラブストーリーを堪能させていただきました!!
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モニター
一気に読了。途中で止められませんでした。次はどうなるの?とドキドキワクワクしながらどんどん読み進められ、読み応えタップリ。とても満足しています。愛ゆえに、自分を犠牲にしてもヒーローに結婚を思いとどまらせようとするヒロインが、健気で素敵でした。また、ユーモアがあり男っぽいヒーローにもドキドキでした。リージェンシーは初めてでしたが、ハマリそうです。
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モニター
ヒストリカルは今まであまり読んだ事がなかったのですが、この作品は導入部から引き込まれ、一気に読めました。ソフィアの過去はこの時代なかなか貴族社会では受け入れられないので、ワイアット卿との未来はどうなるのか、ドキドキしながら読み進めたからです。ソフィアの率直さ、聡明さ、優しさ、そして勇気が、幸せにつながればと身内のような心境で見守りました。
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モニター
妹を見つけるためにハル・ワイアット卿と行動を共にすることにしたソフィアだが、事故により1週間行動を共にすることになる。その結果ハルは名誉のために結婚するという。行動を共にしている間にハルを愛したソフィアは過去の不名誉を抱え、さらに愛しているハルに愛されていないと知り、何とか結婚をしなくてすむようにと奮闘する。ハルが自分の気持ちにいつ気が着くのか気になって仕方がありませんでした。
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モニター
ある醜聞のため結婚をあきらめているヒロイン。ヒーローの妹が駆け落ちを試み、ヒーローとヒロインはそれを阻止するために二人で追いかけることとなります。ヒーローは名誉のため、ヒロインと結婚しようとします。しかし、ヒロインはヒーローを愛するが故に義務感や名誉から彼との結婚はできないと考えます。ヒロインの心情を思うと切なくてたまらなかったです。とても読み応えのあるお話でした。
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モニター
「駆け落ち」を軸にストーリーが展開するため、過去の駆け落ちも含め、読んでいてハラハラ、ドキドキするスピーディーなお話でした。ヒーローがヒロインを好意的に思っているのはわかるものの、ヒロインが思い悩むのもわかるため、最後までじれったい、切ないロマンスでした。
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モニター
華やかな生活とは無縁の日々の中で、ソフィアはハンサムな貴族・ハルに一目惚れ。彼の妹に間違えられたことがきっかけでハルに結婚を申し込まれたが・・・。ヒストリカルならではの展開に、読み入った1冊です。
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モニター
四年前財産目当ての男と駆け落ち未遂を起こし、従兄に田舎で軟禁生活を強いられていたソフィは、やっとロンドンに呼び戻された。家から一歩も出してもらえない生活にあきあきして、ある晩抜け出し哲学談話会に出席した。その会で彼女は放蕩者と名高いワイアット卿に一目ぼれをした。しかし、身持ちの悪い女と評判の自分が彼の名誉を落としてはいけないと苦渋の決断をし彼との別れを決断する。女心の切なさといじらしさが伝わってきました。
フランセスカ・ショーという筆名は二人の作家が考え出した名前である。彼女たちは共に図書館司書で、どちらも幼いころから読書に親しみ、いつか小説を書きたいと願っていた。さらに幸運なことに、二人とも歴史物に興味があり、約十五年前に、ぶどう園の樹の下で初めて物語を作って以来、いくつものヒストリカル・ロマンスを手がけている。イングランド南東部ハートフォードシャー在住。