ハーレクイン・シリーズ
ニューヨーク、午前五時。フードスタイリストのマーゴットは、CM撮影の真っ最中だった。ただのハンバーガーを、いかにおいしく見せるかが彼女の仕事だ。早朝にもかかわらず、同じアパートメントに住む友人たちは、次々と電話をしてきて激励の言葉をかけてくれる。と思いきや、話題はもっぱら、その日引っ越してきた新しい住人のことばかり。「本当にキュートなの!」隣人のコリーが興奮気味にまくしたてる。「でもね、髪も洋服も救いようのないほどやぼったくて――」マーゴットはわくわくしてきた。得意分野はバーガーだけじゃない。わたしが変身させてみたい……そのダニエル・ホートン三世を!
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年03月05日
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- 著者
- ジョー・リー
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- 訳者
- 八坂よしみ
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51365-6
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- 書籍番号
- D-1365
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モニター
題名そのままにとても楽しくて素晴らしい本でした。私の好きなヒロイン像やストーリー展開とは違っていたので、最初は少し違和感がありましたが、ぐんぐん引き込まれました。そのうち胸が熱くなって、ふと幸せについて考えてしまいました。初めて読んだ作家でしたが、本屋さんで彼女の本を探してみようと思います。
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モニター
気づいてはいないけど、自分を変えたいと思っているダニエルが、人を変身させるのを楽しみにしているマーゴットと出会い、気が付いたら恋に落ちていきます。お互い好きになっていくのに言葉に出しては言えない二人に、アパートの住人(友達)がアドバイスをして・・・こんなアパートあったら楽しい。そんな読後感のロマンスです。
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モニター
腕のいいフードスタイリストのマーゴット。料理をいかにおいしく見せるかが彼女の仕事。そしてそんな彼女の得意分野はその類まれなファッションセンスを活かしてハンサムの原石を完璧な男性に変身させること。
そんな彼女の住むアパートに引っ越してきたダニエル・ホートン三世はどこもかしこも魅力的。とってもハンサムなのに服も髪形もまったくのセンス無し。彼の魅力を存分に引き出すために腕を振るうことを決心するマーゴット。そんなマーゴットの思惑など知るよしもないダニエルはウィットに富んでいて明るく、エキゾチックなマーゴットの魅力に惹かれて彼女の言うがままに服や髪形を変え周りも認めるステキな男性に変身していきますが、それはまた、常識や仕来たりなどの保守的な狭い殻の中に閉じ込めてきた彼本来の豊かな独創性を目覚めさせることに。
マーゴットとダニエルのポンポンとテンポよくすすむ刺激的で小粋な都会のラブストーリーに目が離せません! -
モニター
建築家であるヒーローが、フードスタイリストであるヒロインのいるアパートに引っ越してきます。ヒロインは隣人たちと、保守的なヒーローを変身させようと手ぐすね引いて待ちかまえていて、読んでいてわくわくしました。おしゃれで、そして情熱的なお話でとても楽しかったです。隣人たちもとてもユニークで 魅力的でした。
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モニター
これまで世間の常識からはずれることなく生きてきたダニエルと、とても個性的なマーゴット。そのマーゴットと付き合ううちにダニエルは自分に正直になっていきます。人生に対するマーゴットの前向きな姿勢がちょっぴりうらやましくなりました。
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モニター
マーゴットとダニエルのやりとりを読み進めて行くとセクシーで、ゾクっとするようなスリル感が味わえて、ものすごく読み応えのある面白い作品でした。想像力が広がり、もしかしたら日常でもありえるかも、と考えるだけでも楽しかったです。
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モニター
ダニエルがマーゴットの住むアパートメントに越してきて以来、急速に惹かれあう二人。率直で、自由かつ大胆なマーゴットの影響で、ダニエルの仕事に対する姿勢も変わっていきます。とても明るくスピーディなお話ですが、かなりホットなシーンが多いので、好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
長年にわたり二十世紀フォックス映画会社、CBSやNBCなどのネットワーク局で働き、脚本家としても五十作以上の作品にかかわってきたという経歴の持ち主。映画やテレビドラマの仕事をしながら書いた初めてのロマンス小説が、ロマンティックタイムズ誌のベスト・ファースト・ブック部門に入賞。「華やかな業界で働くよりもロマンス小説を書くほうが好きだ」と気づき、それまでのキャリアを捨てて小説家となった。以来、講演活動や創作指導なども行う多忙な毎日の中で、数々のラブストーリーを生み出している。