ハーレクイン・シリーズ
遠回りのラブレター
至福の名作選
もし本当に愛してくれていたのなら、私と娘にすぐに会いに来たはず……。
ベスと夫のカラムは平凡ながらも幸せな夫婦……のはずだった。なかなか子供を授かれず、不妊治療も失敗が続いた末に、カラムから離婚を切り出されるまでは。ベスが妊娠に気づいたのは、皮肉にも、離婚後のこと。けれど、待ち望んだ赤ちゃんのことを知らせる手紙を送っても、返事すらよこさなかったカラムに、彼女は絶望した。ただのすれ違いではなく、愛が冷めたから彼は私を捨てたのだ。それから1年後、小さな娘を大切に育てるベスの前に現れたのは、変わらず魅力的なカラムだった。「会いに来た――君と、僕らの子供に」もっと早く来ることだってできたはずなのに、なぜ今になって?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2024年10月20日
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- 著者
- ジェニファー・テイラー
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 740円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-71393-3
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- 書籍番号
- I-2824 (初版I-2566)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
心温まる物語を得意とし、医療の現場を舞台にしたロマンスを好んで執筆した。科学研究の仕事に従事した経験があるので、すばらしい登場人物を創造することはもちろん、作品を書く際の調べ物もとても楽しんでいたという。夫を亡くしてからは、ランカシャーにある自宅と湖水地方を行き来する生活をしていたが、2017年秋、周囲に惜しまれつつ永眠した。