ハーレクイン・シリーズ
ボスには言えない
至福の名作選
愛されないのに、ボスの子を宿した。彼のもとを去ることしか私にはできない。
社長のジョーのもとで秘書として働いた3年間、クラウディアはずっと彼に想いを寄せてきた。その恋はクリスマスパーティの夜、成就したかに思えた――翌日、彼が何事もなかったかのように振る舞うまでは。もうこれ以上、彼が美女たちとデートするのを見ていられない。クラウディアは辞表をしたため、ジョーの出張中に会社を去った。ところが彼は、頑として退職を認めないばかりか、戻ってくるよう主張して譲らない。クラウディアはしかたなく、2週間だけの職場復帰に同意した。どんなに望まれても、それ以上は無理よ。身重の体なのだから。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2024年09月20日
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- 著者
- キャロル・グレイス
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- 訳者
- 緒川さら
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- 定価
- 740円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-77861-1
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- 書籍番号
- I-2820 (初版L-1092)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
大学3年生の年をフランスで過ごし、病院船で働きながら世界中を旅してまわった。結婚後1年半、夫とともに英語教師としてイランに滞在したのち、アルジェリアで2年間を過ごした。人生を活気に満ちたものにしようと、彼女は旅行と海外での生活に興味を抱きつづけている。小説の執筆も同様に、人生をいきいきとさせる方法のひとつだという。