ハーレクイン・シリーズ
男爵と売れ残りの花嫁
誰も私を花嫁にしたがらない……。そんな売れ残りの娘を見つけたのは――
牧師の娘イライザは高貴な生まれではなく、持参金もわずかばかり。社交界デビュー2年目となる今年こそ、結婚を決めるか、それがだめなら一生独身か、二つに一つ――最後のチャンスだ。だがいまだに、地味で縁故もない彼女に関心を示す若者は現れない。ある日、舞踏会で中老の子爵が転びそうになったところを助け、子爵と仲よくなったイライザは、互いに好きな読書の話に花を咲かせる。それを苦々しく見ていたのは、子爵の息子のストラサム男爵ジャイルズ。あの若くて貧しい娘は、裕福な子爵の後妻の座を狙っているのでは?そこでジャイルズは監視するために自らイライザに近づくが、一緒にダンスを踊り、連弾をし、会話を交わすうち、彼女に魅了され……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2024年07月05日
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- 著者
- ジュリア・ジャスティス
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- 訳者
- 高山恵
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-63564-8
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- 書籍番号
- PHS-330
小学3年生のときから物語を書きはじめ、大学では詩集を出版し、卒業後は保険会社やチュニジアのアメリカ大使館で編集者として働いていた。海軍士官の夫について12年のあいだに7回の転居を経験したあと、テキサス州東部に落ち着く。1998年に作家の登竜門ゴールデン・ハート賞を受賞し、以来、多くの読者を魅了。現在はジョージアン・スタイルの屋敷に夫と暮らす。