ハーレクイン・シリーズ
法律事務所で秘書として働くベッキーは、祖父と弟二人の家庭をたった一人で支えている。ある日、上の弟が問題を起こして連行されたという知らせを受け、ベッキーは担当の地方検事に会いに行った。検事のオフィスのドアを開けたとたん、彼女は驚いた。法律事務所のあるビルのエレベーターでよく会う無愛想な男――ローク・キルパトリックが中にいたのだ。
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- 頁数
- 368頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年02月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 1,216円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-80063-3
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- 書籍番号
- PS-63
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モニター
複雑な生い立ちと過去の婚約者の裏切りによって心を固く閉ざしたヒーロー、ロークと、逆境の中でも無垢な心を失わないヒロイン、ベッキー。二人が出会い、互いにわだかまりを持ちながらも惹かれあっていく様子はどこかほほえましく、後押ししてあげたい気持ちになりました。それにしても、男っていうのは本当にじれったい生き物です。
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モニター
自分の未来が見えなくても家族を支えるため身を粉にして働き続けるヒロインの姿に胸を打たれます。そんな彼女を一身に愛し支え続けるヒーローがとてもかっこいい! 自分をもっと愛してほしいと家族に嫉妬する所も女心をくすぐりました。ロマンスとしても最高の話ですが、家族の愛も感じることができる感動的な作品です。かなり分厚いですが、惹きこまれるのであっという間に読み進められます。ぜひ読んでみてください! 本当におすすめです!!
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モニター
弟二人と祖父との一家の大黒柱として必死に健気に、そして気高く生きているベッキー。彼女に新たに大きな問題が起こった時、それまで一番苦手な男性だったロークが彼女を助けるのは運命だった? 彼は彼女が心から『誰か』を必要としている時に、神様が用意してくれていたかの様に彼女の一番大切な人になっていく! 出だしは正直、少し重いかも。でも体力的・精神的に苦しい状況から抜け出す彼女のパワー溢れる魅力満載の362ページの長編に引き込まれ、あっという間に読めました。
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モニター
献身的に愛する家族を支え、必死に働き家族を養うヒロイン・ベッキー。地方検事として働くヒロイン・ロークと彼女は、ある事件をきっかけに急接近します。少年犯罪や悪質な犯罪に、彼らやベッキーの家族は巻き込まれていきます。それでも必死に前向きに生きるベッキーは、とても芯の強い女性だったと思います。この作品は、ロマンスの要素だけでなく、家族の絆、友情も描いていて、とても充実感のある本でした。ダイアナ・パーマーのファンはもちろん、そうじゃない人にもぜひ読んでほしい一冊です!!
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モニター
元婚約者の裏切りで心に傷を持つ腕利きの地方検事ローク。葉巻が似合う「大人の男」ロークと、若いが祖父と弟2人の一家の生活を支え、純粋に「プライド」を持って生きるベッキー。最初はロークを敵視していたベッキーですが弟の事件をきっかけにロークが「気になる人」から「頼れる人」そして「愛する人」に変わっていく過程が魅力的に描かれていて感動します。そしてベッキーを大人の女性として愛するロークの姿が本当に素敵です。二人のロマンスだけではなく魅力的な脇役で家族愛やその時代をも感じさてくれる読み応えのある作品です。
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モニター
読み応えのある一冊でした。ヒロインのベッキーは、弟が麻薬犯罪に手を染め、また立ち直って行くまで自分の事は後回しにし、懸命に家族を支えて行く様子に心打たれました。また、まだまだ人種差別も残る様子も描かれています。ベッキーとロークの恋の行方も気になりましたが、しっかり者のベッキーを大きな愛で包むロークに好感がもてました。
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モニター
手慣れたプレイボーイではなく、真面目で堅いヒーローに好感が持てました。性的な魅力というのが定番ですが、この作品はお互い人間的な部分に惹かれ合っていて、運命ではなく努力で結ばれていると感じました。面白かったです。
シリーズロマンスの世界で、今もっとも売れている作家の一人。総発行部数は4200万部を超え、ベストセラー賞の受賞も十数回に及ぶ。1979年のデビュー当時より熱狂的なファンを数多く擁し、常に次回作の完成が心待ちにされている。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を経験したことから、多忙な日々をものともせず、ファンの期待に応えて情熱的な作品の執筆を続けている。ジョージア州在住。大の親日家で、日本の言葉と文化を学んでいる。2001年8月に初来日し、そのチャーミングな人柄で多くのファンを魅了した。2010年9月にはハーレクイン・ディザイア1400号記念号として『テキサスの恋』の最新作「The Maverick (原題)」を刊行予定。