ハーレクイン・シリーズ
夏草のメルヘン
至福の名作選
隙など見えない容赦なき大富豪の弱点。それは、天真爛漫な乙女だった……。
1年前に両親を亡くした18歳のマーシーは、おばから館を相続するため田舎からロンドンへ引っ越してきた。その港湾地区は多国籍企業サクストン社が開発を進めており、マーシーの館が唯一残る家屋敷で、文化的遺産とも言えた。まるで時が止まったかのようなその場所を守りたい彼女は、庭を開放して近隣の人々が集える癒やしの空間にし、みんなの人気者に。一方、サクストン社の豪腕社長ランダルはその状況を見過ごさなかった。館の買収に手こずる部下に業を煮やした彼は、自ら説得に動くと宣言。ランダルを含む誰もが、ものの10分で決着する交渉だと予期していた。まさか社長が、明るく純真なマーシーに魅せられてしまうとは思いもせず。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2024年03月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 藤波耕代
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- 定価
- 740円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-53661-7
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- 書籍番号
- I-2796 (初版I-126)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。