ハーレクイン・シリーズ
銀色の夜に抱かれて
レオパルディ家の掟 Ⅲ
彼はもう一人の悪魔かもしれない。それでもシチリアに行こう。
この人の目は私の息子、オリヴァーと同じだわ。清掃員の仕事を首になった直後で、憔悴していたアニーにも、託児所にいきなり現れた男性の正体がすぐにわかった。私をレイプしたアントニオの血縁に間違いない。もしオリヴァーを引き取りに来たのなら、追い返すだけ。望まない妊娠だったとはいえ、息子を愛している。「ぼくはその子の伯父だ。きみたち親子をシチリアへ連れていく」ファルコン・レオパルディと名乗った男性に宣告され、アニーは強い反発を覚えたものの、内なる声がささやいた。彼についていくのよ。さもないと、もっとひどい目に……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年02月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 山科みずき
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12462-3
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- 書籍番号
- R-2462
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- ミニシリーズ
- レオパルディ家の掟
読者レビュー
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イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。三十代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。これまでに百三十作以上の作品を発表。発行部数は全世界で六千万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。