ハーレクイン・シリーズ
薬指は片想いのまま
片想いに胸を焦がした少女は、形ばかりの愛されない妻になった……。
亡き母に代わり、重い心臓病を患う父の世話をしてきたステイシアは、幼い頃から隣の大牧場の長男タナーを慕ってきたが相手にされなかった。ところが彼女が19歳のとき、片想いの恋に転機が訪れる。父の遺言を機に、タナーとステイシアは結婚することになったのだ。さもないとタナーのビジネスに悪影響が及ぶからという理由だったが。しぶしぶ形だけの結婚を選んだ彼はしかし、欲望に負けて妻を抱いた。そしてそんな自分を嫌悪し、新妻を置いてギリシアへ旅立ってしまった。独り取り残されたステイシアは、やがておなかに命が宿ったことを知る。タナーが帰ってきてこのことを知っても、きっと喜ばないでしょうね。だが、妊娠を歓迎されないより不幸な運命が、彼女を待ち受けていた――
-
- 頁数
- 304頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2023年12月20日
-
- 著者
- ダイアナ・パーマー
-
- 訳者
- 平江まゆみ
-
- 定価
- 1,190円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-52976-3
-
- 書籍番号
- PS-114
ダイアナ・パーマーシリーズロマンスの世界で、今もっとも売れている作家のひとり。1979年のデビュー当時より熱狂的なファンを数多く擁し、つねに次回作の完成が心待ちにされている。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を経験したことから、多忙な日々をものともせず、ファンの期待に応えて情熱的な作品の執筆を続けている。ジョージア州在住。大の親日家で、日本の言葉と文化を学んでいる。2001年8月には初来日を果たし、その魅力的な人柄でファンを虜にした。〈近刊情報〉(20字×3行〜)2024年1月1日刊ハーレクイン文庫《珠玉の名作本棚》より、若きヒロインの長年の片想いから始まるロマンス『初恋は切なくて』(HQB-1214)をお届けする予定です。