ハーレクイン・シリーズ
従妹の結婚式を間近に控えたある日、シャフィールは国王である父親に、話があると呼び出された。父によれば、どうやら従妹の婚約者ジャックにしつこくつきまとっている女性がいるらしい。彼女の名前はミーガン・サクソン。ジャックの仕事仲間で、式を妨害するために、ここダーハラ王国に向かっているという。父はシャフィールに、式が無事執り行われるまで、なんとかしてミーガンをジャックから遠ざけるよう言い渡した。かわいい従妹のためにと策を練ったシャフィールだが、当のミーガンを見た瞬間、予想外に心をかき乱され……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年02月05日
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- 著者
- テッサ・ラドリー
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- 訳者
- 倉智奈穂
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51358-8
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- 書籍番号
- D-1358
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モニター
ミーガンはシークシャフィールのことを傲慢で嘘つきだと言いつつもどんどん惹かれていきます。彼もまた想像していた彼女とは全く違う純粋で輝く姿に引き込まれていきます。その過程がテンポよく一気に読めました。私の知るシークの中で、幽閉したにもかかわらず最も優しく思いやりあるシャフィールという人物に好感がもてました。砂漠にある薔薇の宮殿の情景描写も素敵で、おとぎの世界にたっぷりと浸ることができました。
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モニター
薔薇やジャスミンが咲き乱れる宮殿と、野生的でハンサムなシーク。不利な状況に勇気と知恵で立ち向かうヒロイン。花の香りや駱駝の手触りが感じられる描写。戸惑いながらの恋。シークものの王道! 楽しみました。
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モニター
本来ならば出逢う筈ではなかった2人。そんな2人の出会いの印象は決して良いものではなく、それでも2人で過ごす内にお互いが見えてきて恋に落ちる。よくある激しい恋ではないけれど、だからこそ落ち着いて読めました。
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モニター
従妹の婚約者・ジャックを追って異国の地までやってきた女性・ミーガン。シャフィールは従妹の幸せのため、空港に着くなりミーガンを自分の宮殿に連れ去ります。頼れる人が誰もいない土地で不安に駆られながらも、ミーガンはシャフィールに果敢に立ち向かいます。ヒロインはとても好感のもてる女性で、あまりにもヒーローが彼女の話を信じないので、もどかしい思いをしましたが、とても読みやすいストーリーでした。
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モニター
シャフィールの従妹の婚約者ジャックにつきまとう女として誤解されるミーガンですが、実際には二股掛けられていたヒロイン。最初は誤解していた彼が次第に彼女の美しさや人柄に引かれていくのですが、誤解しあっている2人のちぐはぐなやり取りにイライラさせられましたが面白かったです。残り2人兄弟のスピンオフを期待しつつ楽しみにまってます!
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モニター
最初の誤解を徐々に解いていく・・・というお約束のストーリー展開。なんだけど傲慢なシークがヒロインに対して抱く感情が嫌悪感から罪悪感そして愛情へと移り変わっていく様が見事に描かれています。ヒロインを愛していると自覚してからのヒーローがちょっと感傷的になるシーンがあって傲慢さと対照的で良かったです。
旅と読書を何よりも愛しているという。幼いころからファンタジーやミステリー、ロマンスを読みふけっては空想の旅をしていた。英文学と法律の学位取得後、法律事務所に勤務するも、オーストラリアへの家族旅行をきっかけに執筆活動に転向することを決意。旅がすべてのインスピレーションと語る。