ハーレクイン・シリーズ
新妻を演じる夜
ハーレクイン・ロマンス〜伝説の名作選〜
エーゲ海に突き出た岬に立った瞬間から、彼女はギリシア富豪の妻となる定めだった。
苦しい生活を送るリジーのもとに、ある日、1通の手紙が届いた。差出人は大富豪イリオス・マノス。重大な問題が発生したので、現地まで来てほしい――さもないと、裁判沙汰にするという。リジーはなんとか旅費を工面し、彼の住むギリシアへ飛んだ。金色の瞳と漆黒の髪を持つギリシア神話の英雄さながらの彼は、会うやいなやリジーを責めた。「きみはぼくに返済の義務がある」彼女は信じていた人に騙され、莫大な借金を背負わされていたのだ。お金などまったくないと訴えるリジーに、イリオスは憤然と言った。「では、その体で払ってもらおう。ぼくと結婚するんだ!」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年10月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-52594-9
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- 書籍番号
- R-3820 (初版R-2576)
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- ミニシリーズ
- ハーレクイン・ロマンス〜伝説の名作選〜
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1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。