ハーレクイン・シリーズ
愛を請う予感
特選ペニー・ジョーダン
傲慢に次ぐ傲慢――なのに彼に惹かれてしまうなんて。
友人の結婚式と仕事のため、異国の地を訪れたキーラ。豪華ホテルでの式が終わり、中庭で披露宴が始まる前のこと。穏やかな低い声がして振り向くと、長身で黒髪の美男が立っていた。これほどの色気を放つ男性に会うのは初めてだわ……。言葉を交わすうち、抗いがたい魅力に惹きつけられ、気づけば彼に唇を奪われていた。ああ、なんということを!娼婦の娘と蔑まれてきた生い立ちから、男性とは関わらないと誓っていた。破滅の予感に怯え、キーラは彼の腕を振り払ってその場を逃げ出した。ところが翌日、仕事の依頼でさる宮殿に足を運んだ彼女を迎えたのは、なんとキスの相手――現代のマハラジャと名高い実業家ジェイだった!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年09月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-52252-8
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- 書籍番号
- MP-77 (初版R-2400)
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- ミニシリーズ
- 特選ペニー・ジョーダン
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。