ハーレクイン・シリーズ
一夜だけ愛された籠の鳥
籠の鳥は生まれて初めての恋をした。自分を檻に閉じこめたがる非情な夫に。
ヴィクトリアが18歳になって以来、父親は結婚相手をさがしてきた。そして、ヴィクトリアはイタリア貴族アルドの花嫁となった。結婚式の夜、誰からも恐れられている彼は言った。「僕は君を自分のものにしたいんだ。僕のかわいい妻を」怖くてたまらないはずなのに、ヴィクトリアの胸は高鳴っていた。だが数カ月前の夜の薔薇園で、彼女が熱い想いと純潔を捧げて情熱的なひとときをともにしたアルドはもうどこにもいなかった。アルドが私を妻にしたのは、トスカーナの屋敷に閉じこめるため、世間の目にいっさい触れさせないためだったのだ。なぜなら、結婚する気のなかった彼の子を私が身ごもっているから。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2023年07月20日
-
- 著者
- ケイトリン・クルーズ
-
- 訳者
- 久保奈緒実
-
- 定価
- 730円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-77532-0
-
- 書籍番号
- R-3793
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
同じテーマから探す
ニューヨークシティ近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。