ハーレクイン・シリーズ
伯爵に選ばれた醜いあひるの子
どうかお願い。魔法が解けるまで、あと一夜だけ伯爵の恋人でいさせて。
エマは家族の中の、いわゆる“醜いあひるの子”だった。姉にも妹にもやさしい父は、彼女にだけつらく当たる。だが、次期伯爵のアレックスが舞踏会で見初めたのはエマだった。美しい姉の目の前で選ばれ、彼女は驚きを抑えられなかった。アレックスから所有する豪勢なアパートメントへ誘われ、二人でめくるめく一夜を過ごす間、エマは夢の中にいる気分だった。翌朝、携帯電話に〈何をしているの?〉〈家に顔を出しなさい〉〈パパはかんかんよ〉と家族からメールがしつこく届くまでは。アレックスとの関係に永遠なんてないのは承知している。でも、私にはつかの間の恋をすることさえ許されないの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年06月20日
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- 著者
- ベラ・メイソン
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- 訳者
- 上田なつき
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-77233-6
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- 書籍番号
- R-3786
子供のころに物語と読み聞かせの楽しさに目覚め、自分で作ったおとぎばなしで家族を喜ばせていた。自身でラブストーリーを経験したあとに、図書館でハーレクイン・ロマンスに出合う。そしてメルボルンに引っ越したのち、ついに勇気を出して作品を応募。執筆と読書以外の時間の過ごし方はF1観戦、街歩き、誰よりも愛する夫とのコーヒータイムだという。