ハーレクイン・シリーズ
大富豪と名もなき薔薇の出自
やさしくされるたびにつらくなる。彼を独り占めしたい自分がみじめで。
私が養子だと、両親はなぜ亡くなる前に教えてくれなかったのだろう?それ以来、フランソワーズは本当の両親を必死にさがしてきた。だが探偵によると、情報は厳重に封印されていて調べようがないという。そんな彼女に手を差し伸べてくれたのが、ジャン・ルイだった。三つ子の億万長者の一人である彼は、女性たちの憧れの結婚相手であり、慈善活動にとても熱心な、高潔で思いやり深い男性でもある。ジャン・ルイになぐさめられ、両親をさがす力になってもらううち、フランソワーズの心はいつしか彼でいっぱいになっていた。でも、ジャン・ルイは誰にでも親切だ。私はそれを愛と勘違いしただけ。親の顔も知らない私を、彼はただ哀れんでいるにすぎないのに……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年06月20日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 児玉みずうみ
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- 定価
- 740円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-77307-4
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- 書籍番号
- I-2759
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- ミニシリーズ
- Sons of a Parisian Dynasty
読者レビュー
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アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。