ハーレクイン・シリーズ
スター作家傑作選〜涙の数だけ深まる愛〜
さよなら涙
不慮の事故で夫とお腹の子を一度に失い、悲しみのどん底で涙に暮れていたアビー。心の傷も癒えぬまま、独り身で海辺のリゾートに移り、店を開いて6年が経った。ある日、最近雇い入れた学生の父親で富豪のリックが現れ、娘の採用を取り消すようにと圧力をかけてきた。彼の不機嫌な態度に戸惑う一方、忘れていた恋の疼きが……。
命のかぎりの愛を
エイミーが幼い息子をギリシアに連れてきたのは、父の顔を知らぬ わが子にルーツを感じてもらうため。恋人だった外科医ニコに子供 は欲しくないと言われ、別れて独りで産み育ててきたが、流産した と思っているニコはその存在さえ知らない。なのに、ニコと偶然再 会するとは! 皮肉にも、ニコと息子はあまりにも生き写しで――
秘密の双子
ベリンダは双子の子供たちを連れて訪れたミラノで不運にも事故に 巻き込まれ、救助に現れた救命救急医を見て息をのんだ――ああ、 マリオ! 4年前に純潔を捧げた相手。そして双子の父親。電話番号 も名字もわからない彼に、妊娠を伝えられなかったのだ。幸か不幸 か、彼は子供たちをベリンダの親友の子と勘違いしており……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年05月20日
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- 定価
- 1,190円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-77126-1
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- 書籍番号
- HPA-46
レベッカ・ウインターズ アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。ジェニファー・テイラー 心温まる物語を得意とし、医療の現場を舞台にしたロマンスを好んで執筆した。科学研究の仕事に従事した経験があるので、すばらしい登場人物を創造することはもちろん、作品を書く際の調べ物もとても楽しんでいたという。夫を亡くしてからは、ランカシャーにある自宅と湖水地方を行き来する生活をしていたが、2017年秋、周囲に惜しまれつつ永眠した。アリスン・ロバーツ ニュージーランド生まれ。父親の仕事の関係で、5歳のときから海外生活を経験した。帰国ののち小学校教師となり、医師の夫と結婚。クライストチャーチへの移住のため教職を離れたあと、循環器病研究の技師や救急隊員として医療関係の仕事に携わる。初めて小説を書いたのは、夫とスコットランドに2年ほど滞在していたとき。現在は、南仏の美しい村に住んでいる。