ハーレクイン・シリーズ
ダラはある夜、パーティでイエールを紹介された。一見、眼鏡をかけて地味なスーツを着た会計士なのだが、彼に握手の手を握られた瞬間、ダラの体に衝撃が走った。違う、この人はただの紳士じゃないわ。高鳴る胸を抑えきれず、ダラはイエールとパーティを抜け出した。いつのまにか彼は髪をかき上げて乱し、眼鏡も外している。シャツのボタンを開けながら、彼は危険な笑みを浮かべて言った。「君は本当の僕を知りたいと思っているんだな?」そしてダラの腕をつかむと、怪しげな酒場へと歩いていく……。たいへん、私はどんな悪魔を呼び出してしまったの?
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年01月05日
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- 著者
- ジェイン・アン・クレンツ
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51353-3
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- 書籍番号
- D-1353
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モニター
急に出会った運命でしたが、二人の気持ちが繋がったと思っていたら違ったりしてイエールがここまでしてもいいのと思うほどビックリしたところもありました。
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モニター
投資の仕事も男性も直感で選ぶダラ、ダラの旺盛な好奇心がジェントルマンのイエールのもう一面を引き出してしまい、思わぬ展開でちょっと慌てたダラの描写が面白く、かわいくも感じました。昔の訳に比べ現代的でちょっと柔らかくなった感じがしました。20年以上も前に書かれた本ですが、今でも新鮮でホットなロマンスでした! 懐かしく読みました!
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モニター
結婚まで口にしたのに、朝日が昇ったら何もかもなかったことにしたいと言うヒロイン。彼女を取り戻すのに必死のイエールと、自分の気持ちに翻弄されながらも、なんとか彼と一時的ではない関係になりたいと願うダラの必死の攻防線を楽しみました。
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モニター
出会ってすぐ結ばれてしまい後悔するヒロインと、そのまま先に進もうとするヒーローの駆け引きが楽しめました。芯の通ったヒロインと彼女への感情をむき出しにするヒーローのお互いの気持ちのすれ違いがもどかしく先が気になり一気に読んでしまいました。
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モニター
「君は僕のもの」という言葉がキーワードでしょうか…。その度にドキッとしながら先へ先へと読みたくなってしまいました。ほとんどがふたりきりの会話で進められていきます。情景描写もさすが!と納得部分がたくさんです。誘惑しているはずなのに誘惑されている…そして、やっぱり最後は「僕はきみのもの」なんです。ヒーローのその変容ぶりがいいですね。おすすめです。
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モニター
出逢って直ぐに惹かれ合いつつも、お互いをよく知らないが為にダラはイエールを信じきれずに踏み込めないが、それとは対照的に知らなくてもこの人が運命の人だと信じ、疑うことをせず突き進むイエール。そんな2人の激しい(ある意味)攻防が見所。イエールの積極性には驚かされます。
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと一九七九年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスルなど七つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は百三十冊を超える。最近では連続三十作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した。