ハーレクイン・シリーズ
麗しの男装の姫君
暗闇に颯爽と駆けつけた騎手――兜をぬいだその人は、麗しの姫君だった。
亡き父に代わり、男装して城を守っているジュリアナは、身も心も男になりきるために純潔を守り、修道女のように暮らしてきた。美しい貴婦人のガウンに袖も通さず、ささやかなレディの嗜みといえば、母が遺してくれた香りのよい石鹸をそっと使うことだけ……。ある夜、彼女は、何者かに襲われて深手を負った騎士を森で発見する。顔面蒼白で意識を失ったその男性を城に連れ帰り、寝ずの看病をするうち、ジュリアナは今まで感じたことのない、感じてはいけない興奮を覚えた。私が女であると強く思わせる、彼のたくましい体、ハンサムな容貌。いいえ、そんなことを考えちゃだめよ! 彼は敵かもしれないのに!だが、目を覚ました彼の青く美しい瞳に、ジュリアナは心を奪われた――
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2023年04月05日
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- 著者
- シャロン・シュルツェ
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-76869-8
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- 書籍番号
- PHS-301 (初版HS-243)
読者レビュー
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書くことと同様、読むことも好きという活字中毒。土木工学の学位を持っているが、長いあいだ歴史にも魅せられていた。ニューハンプシャー州出身で、息子と娘がいる。忙しい合間を縫って音楽、映画鑑賞、アンティークショップ巡りを楽しむ。