ハーレクイン・シリーズ
かつてクレアはギリシャ人の大富豪ザンダー・アナケトスの愛人だった。だが妊娠の事実を打ち明けようとした晩、ザンダーから別れ話を切りだされ、傷心のクレアは何も告げず彼の前から姿を消した。四年後、意外な場所でザンダーと再会することなど思いもよらずに。
トレーシーとジョシュは同じ広告会社の仕事仲間。六カ月前、それぞれ恋人にふられてからというもの、二人は誰ともつき合わず、落ち込んでいた。ところが、ひょんなことからスキーリゾートのオープニング行事に招待され、理想的なカップルを演じるはめになる。
ジェンナは幼いころから英国陸軍大佐の父親に同行し、欧州各地を回っていた。一八一二年四月、スペインの戦地で父親が亡くなり、彼女は故国に戻って遠縁の家に身を寄せるしかなくなる。ジェンナを引き留めるため、少佐ギャレットは彼女に求婚したものの……。
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- 頁数
- 304頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年01月20日
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- 定価
- 1,320円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-80520-1
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- 書籍番号
- V-20
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モニター
三作品の中で私が最も気に入ったのは「熱い週末」です。主人公の二人のユーモアのある会話がとても歯切れがよく、心の中で気持ちをささやく部分はクスリと笑ってしまいます。テンポがよく楽しい作品で、読み終わった後にハッピーな気持ちになりました。
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モニター
バレンタインの前に、ロマンティックな小説が三つもあり、読み応えばっちりでした。特に気に入ったのは「三度目の求婚」です。混乱の戦火で、皆が助け合う中で、恋心も芽生え、それがお互いの心の支えになっているのが、せつなかったです。何度も求婚されても、本心を隠すのはつらいと感じました。ラストの終わり方も読み手にゆだねるのが、とても楽しめました。恋に落ちる人とは、何かと縁があるものなんですね。
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モニター
3人の作家さんの作品を1冊で読めることが魅力の一つだと思います。特にジュリア・ジャスティスの作品が良かったです、ヒストリカルなのですが読み始めると堅苦しさがなく読めて心が温かくなりました。
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モニター
「熱い週末」はテンポが良くて面白かったです。ただ目の前にいる男性のことを愛しているかどうか深く追求しないで3年もほうっておくなんて不思議でした。男性は鈍感なので非日常でアピールしないとダメなのはわかりますが。とにかくヒロインがいじらしかったです。
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モニター
愛の三部作。一番心に響いたのは、やっぱり「ふたたびのカリブ海」だ。恋心を持たないように生きてきたセレブと、純粋な愛に振り回されて本当の愛を失いかけた女性。二人の間にあった深い深い溝は、埋まるのかなあとドキドキしながら読み進めた。キーワードは、愛の結晶だ。
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モニター
どれも素敵な作品でした。特に気に入ったのは三度目の求婚です。お互いに惹かれているのに素直になれずに意地を張り合う二人にライバルが絡んできて結末はハッピーエンドと思うもののどきどきしました。ヒロインが精神的だけでなく強いのもいいです。
十代のころに初めてミルズ・アンド・ブーンのロマンス小説を読み、それ以来大ファンとなった。ロマンスの舞台として理想的な地中海地方、そしてイギリスの田園が大好きで、とくに歴史ある城やコテージに惹かれるという。趣味はウォーキング、ガーデニング、刺繍、お菓子作りなど。現在は家族とイギリスに在住。
子供のころからクローゼットにこもって詩や物語を書いていた、天性のストーリーテラー。アリゾナ大学大学院で修士号を取得したのち、英語教師、ジャーナリストを経てロマンス小説家へと転身。以来活躍を続け、黄金の羽根ペン賞をはじめとする数々の賞を受賞、RITA賞にもたびたびノミネートされている。アリゾナ州在住。
小学生のときから物語を書きはじめ、大学では詩集を出版し、卒業後は保険会社やチュニジアのアメリカ大使館で編集者として働いていた。海軍士官の夫について12年のあいだに7回の引っ越しを経験したあと、現在はテキサス州東部のパイニー・ウッズに落ち着き、高校でフランス語を教えている。夫と3人の子供、2匹の犬と暮らす。