ハーレクイン・シリーズ
海軍特殊部隊(SEAL)に所属するハンター・キャボットは久しぶりに故郷の町に帰り、そして呆然とした。なぜか友人をはじめとする町の住人皆が、ハンターに“妻”の話をふってくるのだ。彼女の名前はマージーといい、すばらしい女性らしいがハンターは生まれてこの方、誰とも結婚した覚えがない。長期任務で町を離れているあいだに、何が起きたのだろう?狐につままれた気分で屋敷に戻ったハンターは、寝室のバスルームから聞こえてくる甘い鼻歌に足を止めた。ドアを開けると、そこにはセクシーすぎる“妻”の姿があった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年01月20日
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- 著者
- モーリーン・チャイルド
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- 訳者
- 田中淳子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51354-0
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- 書籍番号
- D-1354
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モニター
意味深なタイトルは読み始めてすぐにわかりましたが、そのあとも面白い展開でした。視点がヒーロー、ヒロインと変わるので同じ出来事でも2人の捉え方が違い、しかし2人の心は近づいていく様子は読むものの心をとりこにします。
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モニター
今回のヒロインは明るく、友人や理解者に恵まれて、幸せともいえる暮らしを送っているのに、どこか孤独。ヒーローは、ヒロインにどんどんひかれているのがわかっているのに、とても頑固。はじめは強気でいた彼女の、気持ちのゆれが、なんともせつなかったです。誰でも、自分を必要とされたいと思っているものです。最後は泣けました。それと、庭師のおじいさんの言葉が、心に響きました。
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モニター
出会いはバスルーム。お互いの第一印象は最悪。怪我の療養に久しぶりに帰郷したハンターは帰ってくるなり何人もの町の住人から聞かされた名も顔も知らぬ妻に女詐欺師の判断を下した。一方入浴中を突然邪魔された妻マージーは傲慢な気難し屋の夫に非難されたままではいなかった。
危険な冒険を求め続けるハンターと自分だけの家族、落ち着ける場所を求めているマージー。一目ぼれなのはお互いさまなのにケンカばかりの二人。冷静になって見えてきた祖父サイモンの老いと妻マージーの素晴らしさ。ハンターの抵抗が二人の幸せへの鍵です。 -
モニター
任務中の怪我の治療のため久しぶりに帰郷したハンター。すると、そこには顔を見たこともない妻が! 普通では考えられない結婚ですが、祖父のために期限付きで続けることに。一緒に暮らすうちに惹かれあうようになりますが、突然元カノが…マージーのおかげで、自分にとって本当に大切なもの、心から求めているものに気付いたハンター。ラストも良かったです。
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モニター
冒頭から物語に惹きこまれます。久しぶりに帰郷すると妻がいるということに混乱するヒーロー。いつもつきあうタイプではないのに、初めて会った妻に惹かれていきます。ヒロインはとても純粋な心の持ち主で好感がもてます。偽装結婚ではなく、書類上は本当に結婚しています。でも無理な感じはなく、すんなり溶け込めました。
旅行をこよなく愛する彼女は、機会さえあれば夫と連れだって研究旅行に出かける。ハッピーエンドが大好きで、今でもこの職業を世界最高と自負している。現在は夫と子ども二人、それに誇大妄想気味のゴールデン・リトリーバーとともに南カリフォルニアに暮らす。ウォールデンブックスのベストセラーリストに登場歴を持つ。