ハーレクイン・シリーズ
愛していると言えなくて
ハーレクイン・ロマンス〜伝説の名作選〜
彼は愛など信じない独身貴族。あの熱いまなざしは演技に過ぎない。
裕福な会社社長ライアンは女性たちの理想の男性として名高い。顧客の一人である彼のオフィスを、ローラは週に1度訪れる。だが彼と私語を交わすことはなく、格好も地味なものを選ぶ――本当は、ライアンの男性的魅力を意識していることを隠すために。そんなある日、ローラは途方に暮れていた。もう先は長くないであろう祖母を喜ばせるため、つい“運命の男性に出会った”と口走ってしまったからだ。心ここにあらずの状態を、いつもは冷淡なライアンに気づかれ、思わず真実を告げてしまったローラは彼の言葉に唖然とした。「では僕がその運命の男性を演じてあげよう」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2022年11月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 永幡みちこ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-75459-2
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- 書籍番号
- R-3732 (初版R-2761)
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- ミニシリーズ
- ハーレクイン・ロマンス〜伝説の名作選〜
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出て、クラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして3人の娘に恵まれ、家事をこなす合間に小説を書き始めた。テンポのよいセクシーな描写で、現実にありそうな物語を書いて人気を博した。実姉で同じロマンス作家のエマ・ダーシーの逝去から約1年後の2021年11月、この世を去った。