ハーレクイン・シリーズ
愛し子の秘密の父
8年間、泣き暮らした日々を、なかったことになんかできない……。
アナベルはロンドンの病院で働く救急救命士。日夜患者の救助にあたりながら、女手一つで7歳の息子を育てている。同僚や友人に恵まれ、今でこそ暮らしは落ち着いたが、8年前は違った。当時、恋人のハリーとともに救命士を目指していた。先に彼の就職が決まり、勤務地のドバイへ一緒に旅立つことにしたのに、彼は空港で突然アナベルに別れを告げ、一人で行ってしまったのだ。その後、妊娠に気づいた彼女が連絡をしても、返事さえよこさなかった。音信不通のまま時が過ぎ、半年前に息子が大けがで死線を彷徨ったとき、最後に一度だけ留守電にメッセージを残した。「帰ってきて」と。そして今、アナベルは乗客救助に向かった空港で、ハリーと再会する――
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2022年10月20日
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- 著者
- レイチェル・ダヴ
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- 訳者
- 神鳥奈穂子
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- 定価
- 740円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-74890-4
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- 書籍番号
- I-2727
テンポのいい情熱的なロマンスを書くことが信条。イギリスのウエスト・ヨークシャー出身で、夫と2人の息子と暮らしている。妖精が家事をしてくれるような生活を送ることが夢で、好きなだけペットを飼いたいとも思っている。執筆と読書以外の時間は、雄大な自然の中をペットの犬と散歩し、家族とリサーチのための旅行に出かけることを夢見ている。