ハーレクイン・シリーズ
囚われの社長秘書
至福の名作選
彼のそばにいることは、屈辱であり、喜びだった。
派遣社員のダーシーはある日、書類の配達を頼まれてホテルへ向かった。だが指定された部屋にいたのは不穏な表情をした屈強な男2人で、中に引きずりこまれた彼女は、恐怖のあまり気を失ってしまう。次に目覚めたとき、ダーシーはネーヴという名の見知らぬ大富豪が住む豪邸に連れてこられていた。先ほどの男たちは彼の用心棒だった。ダーシーをなぜか脅迫犯と誤解したネーヴは彼女を囚われの身にしたのだ。一瞬だけ情熱的なキスをされたとき以外、冷徹な態度の彼に恐怖を覚え、彼女は隙をついてどうにかこうにか自宅へ逃げ帰った。その翌週、新しい派遣先で念願の秘書として働くことが決まり、喜んだのもつかの間、ダーシーは社長の顔を見て驚愕する――ネーヴ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2022年08月20日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 小泉まや
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- 定価
- 740円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-74605-4
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- 書籍番号
- I-2720 (初版I-2059)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
イングランド中部の田舎に、7人きょうだいの6番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始め、夫の励ましを得て作家デビュー。趣味は旅行で、ギリシア、日本、メキシコ、中国、香港など、取材をかねてさまざまな国を訪れた。2020年11月、惜しまれつつ永眠。生涯で88作ものロマンスを描いた。