ハーレクイン・シリーズ
さらわれた亜麻色の花嫁
勇猛な男が乙女に施したのは、驚くほどやさしい愛の導きだった。
両親を亡くし天涯孤独となった王女エルフィンは、 非情な叔父に故郷を追い出され、修道院へ向かっていた。 道中、突然目の前に筋骨たくましい長身の男が立ちはだかる。 「その女をいただきに来た」男は高らかに宣言し、彼女を連れ去った。 ソールブランドという名の彼は王女を遠くへさらい、 無垢な彼女を妻にするつもりだった。 だが、無理やり純潔を奪うつもりはない。ゆっくり教え込むのだ……。 一方、エルフィンはソールブランドの考えなど露知らず、 自分は彼の奴隷になったものと思い込む。しかし、心は乱れていた。 私をかごの鳥にした彼を嫌ってもいいはずなのに、胸が甘く疼いて……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2022年04月05日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 高橋美友紀
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-31951-7
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- 書籍番号
- PHS-276
ニューヨークシティ近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊 が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。 10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界 各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、 エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。