ハーレクイン・シリーズ
冷酷王子と秘密の子
遅すぎるプロポーズは虚しいだけ──王子が欲しいのは息子だけなのだから。
もうすぐ5歳になる息子を連れて街へ出かけたエマは愕然とした。 5年半前、彼女を不用品のように捨てた相手がいたのだ。 コンスタンチン! 美女との噂が絶えないミルス王国の王子。 1年付き合った末、彼は許婚がいるからと一方的に別れを告げた。 その後妊娠に気づいたエマは、厳格な両親に家を追いだされ、 強盗に全財産を奪われ、コンスタンチンには連絡すら拒否されて、 住み込みで働きながら一人で必死に我が子を育ててきたのだった。 「その子は僕の子だな?」こちらを睨みつけ、彼が詰め寄った。 お願い、私の宝物を奪わないで。エマは息子を胸にかき抱いた。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2022年02月20日
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- 著者
- ルーシー・モンロー
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-31660-8
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- 書籍番号
- R-3657
アメリカ、オレゴン州出身。2005年デビュー作『許されない 口づけ』で、たちまち人気作家の仲間入りを果たす。愛はほか のどんな感情よりも強く、苦しみを克服して幸福を見いだす力 をくれるという信念のもとに執筆している。13歳のときから ロマンス小説の大ファン。大学在学中に“生涯でいちばん素敵 な男性”と知り合って結婚した。18歳の夏に家族で訪れたヨー ロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。