ハーレクイン・シリーズ
仕事で疲れきって家路を急ぐジュリーの前に、長身でエキゾチックな顔立ちの男性が立ちはだかった。彼はジュリーが抱く赤ん坊を指して言った。「僕はロッコ・レオパルディ。その子のことで話がしたい」ジュリーはその姓を姉から聞いていた。この男性はジョシュの父親かもしれない人の身内なのだ。ジョシュは姉の遺児だが、父親がはっきりしない。母国でDNA鑑定をしたいというロッコの申し出に、愛する甥を奪われるのではないかと恐れつつも、彼女はジョシュの将来を思ってシチリア行きを決意した。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年12月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 山科みずき
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12440-1
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- 書籍番号
- R-2440
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- ミニシリーズ
- レオパルディ家の掟
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モニター
シチリアの裕福な貴族とイギリス人女性が小さな赤ん坊をきっかけに出会います。女性の姉やその旦那(女性の元ボーイフレンド)の奔放な人生に巻き込まれながら子供を守るために一生懸命生きている姿がヒーローの考えを次第に変えていきます。次回作も楽しみです。
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モニター
誤解からヒロインに嫌悪感を抱きつつも惹かれてしまうヒーローの心情の変化がよく書かれていて読みやすかったです。ヒーローのヒロインや子供に対する感情が切なくてついホロリとさせられました。言ってることと行動が合ってないヒーローについ「素直になれよ」と言いたくなりました。次回作も今から楽しみです。
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モニター
それぞれが思い違いをしながらの最悪な状況で出会った二人。子供に対する無償の愛は表現できても惹かれあう気持を表すことはできずにどんどん状況が悪くなっていきます。この辺のやきもきする感じ、「あぁもういっそのことちゃんと打ち明けてしまえばいいのに!」というじらすのはこの作家さん本当にうまいです! この二人はいったいどうなるんだろう? 伏線が見事で一気読みしてしまいました。
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モニター
読み終わってとても達成感のある幸せな気分になるお話でした。けなげなヒロインと愛に飢えたヒーロー。「あなたをこんなに激しく求めたくない。こんなのあんまりよ」「あんまりなのは君の方だ」うわあ~、すごいラブシーンですよお。せつなさと情熱が入り混じったシーンは、さすがペニー・ジョーダンです。ロマンス小説初心者の方にも、ベテランの方にもオススメしたいと思います。
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モニター
裏切られても自分の子供として育てようしているヒロインがけなげで、可哀想で・・・。はじめは傲慢なヒーローの言動に傷つきながらも次第に魅かれあっていく二人。気持ちを確認しあう場面は情熱的で素敵でした。ペニー・ジョーダンらしい素敵お話です。次回作も楽しみです。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。三十代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。これまでに百三十作以上の作品を発表。発行部数は全世界で六千万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。