ハーレクイン・シリーズ
父の死後、仇敵への復讐に燃え故国に舞い戻ったステファンは負傷してノルマンディーへ戻る海上、漂流していた娘を助ける。九死に一生を得たものの、その美しい娘は記憶をすべて失っていた。アンと名づけ、城で共に穏やかな時を過ごすうちステファンは彼女が自分に恋心を抱き始めていることに気づく。だが彼は冷たい言葉を投げつけた。「わたしが品性の劣った人間なら君を愛人にするところだ」けっして誰も愛さない――そう心に誓っていたから。やがて、アンがステファンの愛人だという噂が立ち、彼は形式的な結婚を申し込むが……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年12月05日
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- 著者
- アン・ヘリス
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- 訳者
- 高田ゆう
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32382-8
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- 書籍番号
- HS-382
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モニター
強く惹かれあっている二人なのになかなか想いを通わせることができないもどかしさ、先の読めない展開が気になり一気に読んでしまいました。ドラマチックな作品でとても面白かったです。
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モニター
嵐の海におちて漂流していたアンは記憶を失っていました。アンを助けたステファンは卑怯な陰謀によって全てを失い、復讐に燃えていました。この2人の熱い恋の物語です。イングランドからフランス、そしてまたイングランドへと舞台はめまぐるしくかわっていきます。アンの記憶は戻るのか、ステファンの復讐は果たせるのか、そして数々の困難を2人が乗り越えて恋は成就するのか、とにかくハラハラどきどきの展開でした。
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モニター
題名から予想できる通り、記憶をなくした主人公が救ってくれた男性と恋に落ちるというお話。最後までハラハラする展開でドキドキしながら読みました。過去のお話と関連がある感じなのでそちらも読んでみたいと思いました。
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モニター
ヒロインは海に投げ出された自分を助けてくれたステファンを愛してしまうのですが、そのステファンには冷たくされ相手にされません。それでも愛しているからそばにいたいという女心に私はとても感情移入してしまい最後まで一気に読み終えました。とても素敵なお話でした。
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モニター
登場人物が多いため、読み進める際に人物関係をつかむのに時間がかかりましたが、記憶を失った一人の女性の恋愛の描写が詳細に描かれており、読み進めていくうちにどんどんストーリーに引き込まれていきました。
イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。イギリスではすでに三十作以上の著作があり、うち十数冊はハーレクインのミルズ&ブーン社から刊行されている。