ハーレクイン・シリーズ
女神の誤算
至福の名作選
愛人の娘は、愛人にしかなれないの?
シーリアの母は20年ものあいだ、さる大富豪の愛人だった。 幼いころ、シーリアは優しい彼を本当の父のように慕っていたが、 大人になった今、彼女にとってそれは恥ずべきことだった。 だから、その人物が亡くなり、彼の息子リュークが訪ねてきたとき、 まさか恋に落ちてしまうなんて、思いもしなかった。 リュークは決して互いの親の不義の関係を蔑んだりせず、 母に相応な遺産を渡そうとしてくれ、シーリアはひどく心打たれた。 出会った理由がどうあれ、これは本物の愛。そう確信したとき、 残酷な真実が明らかになる――リュークには、婚約者がいたのだ。 私のことも、愛人候補として見ていたの? 母と同じように……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年12月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 山本瑠美子
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-01715-4
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- 書籍番号
- I-2688 (初版I-1570)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出て、 クラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな 結婚をして3人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間 に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよい セクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編 小説を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。