ハーレクイン・シリーズ
狂おしき誘惑
至福の名作選
彼にとって私はただの戦利品……。でも、惹かれる想いは止められない。
厳格な継父に育てられたクレアは、おとなしく従順な娘だった。 結婚相手までも継父に決められていたが、拒むすべはない。 そんなある日、継妹がヨットクラブで出会った男性ベンを連れてきた。 ハンサムでいかにも裕福そうな彼は、一流企業の社長だという。 クレアと違って奔放な継妹には、お似合いの相手に見えた。 ところが彼は継妹の恋人ではないらしく、クレアを無遠慮に見つめると、 いきなり彼女の手を取って、脈打つ手首に唇を押しつけたのだ。 初めて経験する熱いざわめき……。震える彼女に、ベンが言った。 「君は、お父さんの決めた人と結婚することなどできないよ」 クレアの中で眠っていた情熱が目覚め、恋に落ちた瞬間だった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年11月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 飛川あゆみ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-01547-1
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- 書籍番号
- I-2684 (初版I-2244)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土か ら100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供 を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆 活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去っ た。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなど で刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。