ハーレクイン・シリーズ
許されない口づけ
別居していた夫ディオン・キリアキスの葬儀に参列するため、サヴァナは三年ぶりにギリシアを訪れた。娘を連れてアメリカに帰っていたのは、異常に嫉妬深い夫の脅威から逃れるためだった。だがキリアキス一族は、非は彼女にあると思いこんでいる。葬儀の場では、夫の従兄レアンドロスにも蔑みの目を向けられた。従弟の妻とは知らず、かつて彼はサヴァナに熱い口づけをしたが、今は、サヴァナに愛人がいたという夫の嘘を信じているようだ。一年後、亡夫の遺言の執行人としてレアンドロスが連絡をしてきた。祖父母が孫娘に会いたがっているからギリシアに戻ってこい、と。彼の冷たい声を聞きながら、サヴァナの胸はある予感に震えた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年12月20日
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- 著者
- ルーシー・モンロー
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- 訳者
- 夏木さやか
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- 定価
- 628円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-76253-5
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- 書籍番号
- HR-253 (初版R-2022)
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- ミニシリーズ
- 地中海の恋人
読者レビュー
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アメリカ、オレゴン州出身。姉の影響でミルズ・アンド・ブーンのロマンス小説を読み始めた。大学在学中に〝生涯でいちばんすてきな男性〟と知り合って結婚し、子供が生まれてからは母親としての道を選んだ。十八歳の夏に家族で旅行に行ったヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。